スタッフブログ
アサヒグループ大山崎山荘美術館のスタッフが交代で山荘の日々を綴るブログです。展覧会に関する内容や山荘のこと、四季の庭園についてなど、美術館のさまざまな情報をスタッフがご紹介します。イベントの最新情報もこちらでチェックしてください。
5月1日 彩月庵 新緑茶会
今日は特別に、普段は非公開の茶室で、美味しいお茶とお菓子をいただくことができます。
美術館庭園内の茶室【彩月庵】にて、大山崎町の茶道サークル「友あそび」様が、お茶会を開催中です。
茶室までは、本館前から竹林を通り抜けて進みます。美術館庭園内には本館を含め、6つの登録有形文化財の建物がありますが、会場の彩月庵はその中のひとつです。
あいにくのお天気ですが、眩しい新緑の中、しっとりと雨に濡れた彩月庵はいちだんと趣があります。
窓からの新緑を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
今日美術館にお越しの方は、ぜひ茶会にもお立ち寄りください。
新緑茶会
日時:2022年5月1日(日)10時より
場所:アサヒビール大山崎山荘美術館 彩月庵
料金:800円(限定80席)
主催:友あそび
(IK)
コレクション 春 ―所蔵作品による名品展 ご紹介その2
本日は、現在開催中の「コレクション 春 ―所蔵作品による名品展」についてご紹介します。
本館1階の山本記念展示室には、今年生誕135年のバーナード・リーチと、生誕120年のルーシー・リー、英国陶芸を代表する二人の作品を展示しています。
オーストリア、ウィーンの裕福なユダヤ人の家庭に生まれたリーは、美術学校時代から頭角を現します。ウィーンの新進陶芸家として活躍していましたが、ドイツとオーストリアが併合したことにより、ナチスの迫害から逃れるためイギリスへ亡命します。
一方、その頃すでにイギリス陶芸界で確固たる地位を築いていたリーチは、リーの作品と方向性こそ異なるものの、ロンドンでのリーの作陶環境を整えるなどの支援をしました。リーもまたリーチを深く尊敬していたといいます。
細やかで繊細なリーの作品と、おおらかで温かみのあるリーチの作品。
苦闘の末に切りひらいたそれぞれの作品世界を、心ゆくまでお楽しみください。
「コレクション 春 ―所蔵作品による名品展」は、7月3日(日)まで開催中です。
みなさまのお越しをお待ちしております。
(TH)
きょうの庭園情報 2022年4月27日