スタッフブログ
松本竣介 街と人 ―冴えた視線で描く― ご紹介その5
現在、企画展「松本竣介 街と人 ―冴えた視線で描く―」を開催中です。
本日は山本記念展示室のようすをご紹介します。
この展示室では、竣介の晩年の作品がご覧いただけます。
1945年、家族を島根県に疎開させた竣介は東京にとどまり、焦土と化した東京の街を目の当たりにします。終戦後の竣介は画風を大きく変え、過去の作風にとらわれない新しい表現を試みました。
《建物》 1948年 大川美術館蔵
1948年6月、前の年から体調を崩していた竣介の病状は悪化し、36歳の若さでこの世を去りました。亡くなる直前まで、高熱をおして作品を完成させ、展覧会に出品しました。そのうちの1点が、この《建物》です。
企画展「松本竣介 街と人 ―冴えた視線で描く―」は、4月6日(日)まで開催中です。
3月24日、31日は月曜日ですが開館いたします。
みなさまのお越しをお待ちしております。
(TH)
松本竣介 街と人 ―冴えた視線で描く― ご紹介その4
現在、企画展「松本竣介 街と人 ―冴えた視線で描く―」を開催中です。
本日は「夢の箱」(山手館)展示室のようすをご紹介します。
竣介は街を描いた作品のほか人物画ものこしていて、子どもや女性など身近な人を描いたものも多くあります。
《婦人像》 1942年頃 大川美術館蔵
ソファーにもたれ、静かに居眠りをする女性。このモデルは竣介の妻・禎子(ていこ)です。二人は22歳の時に出会い、2年後に結婚しました。出版社「主婦之友社」で働いていた禎子は、自宅のアトリエを拠点に発行していた雑誌『雑記帳』の編集を、竣介とともに担っていました。
洗練された女性がふとした瞬間に見せる横顔を、竣介は墨のみでとらえています。
企画展「松本竣介 街と人 ―冴えた視線で描く―」は、4月6日(日)まで開催中です。
みなさまのお越しをお待ちしております。
(TH)
「松本竣介 街と人 ―冴えた視線で描く―」 1万人目のお客様
企画展「松本竣介 街と人 ―冴えた視線で描く―」は、おかげさまで、本日1万人のお客様をお迎えしました。たくさんのお客様にご来館いただき、ありがとうございます。
記念すべき1万人目のお客様は、徳島県からお越しのお二人です。当館には10年ほど前にお越しになったことがあるそうで、今回は大川美術館のことを調べていて企画展のことをお知りになり、ご来館くださいました。
記念品贈呈と記念写真撮影を行いました
春を感じられる晴天の日に1万人目のお客様をお迎えすることができ、大変うれしく思います。
庭園の花も久しぶりの青空の下、より美しく咲いています。
企画展「松本竣介 街と人 ―冴えた視線で描く―」は、4月6日(日)まで開催中です。
みなさまのお越しをお待ちしております。
(TH)