スタッフブログ
施餓鬼供養を行いました
関西の実業家・加賀正太郎の別荘として建設された大山崎山荘。
美術館として受け継がれた今も、たくさんのみなさまに親しんでいただいています。
加賀正太郎の命日が近い本日は、施餓鬼供養を行いました。
改めて加賀正太郎の功績を振り返り、感謝をする1日でした。
連日暑い日が続きますが、庭園の池では優美な姿で咲く睡蓮を見ることができます。
睡蓮をご覧になるには、開花する午前中にお越しください。見ていて涼しい気分になるガラス作品の数々が並ぶ企画展「受贈記念:没後10年 舩木倭帆展」では、
美術館スタッフによる作品解説ブログも要チェックです。作品鑑賞の参考になりますよ。
https://www.asahigroup-oyamazaki.com/staffblog/2023/07/28/afc9cd66e7a9e4110ecb2c3715eec4166fff6e85.html
本館2階の喫茶室では、展示と連動した特設スイーツもご用意しています!是非お立ち寄りください。
https://www.asahigroup-oyamazaki.com/exhibition/2023/06/20/funaki/
(OT)
5月1日 彩月庵 新緑茶会
今日は特別に、普段は非公開の茶室で、美味しいお茶とお菓子をいただくことができます。
美術館庭園内の茶室【彩月庵】にて、大山崎町の茶道サークル「友あそび」様が、お茶会を開催中です。
茶室までは、本館前から竹林を通り抜けて進みます。美術館庭園内には本館を含め、6つの登録有形文化財の建物がありますが、会場の彩月庵はその中のひとつです。
あいにくのお天気ですが、眩しい新緑の中、しっとりと雨に濡れた彩月庵はいちだんと趣があります。
窓からの新緑を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
今日美術館にお越しの方は、ぜひ茶会にもお立ち寄りください。
新緑茶会
日時:2022年5月1日(日)10時より
場所:アサヒビール大山崎山荘美術館 彩月庵
料金:800円(限定80席)
主催:友あそび
(IK)
1915年4月15日 漱石先生来訪
4月15日は、文豪・夏目漱石が花咲く春の大山崎山荘を訪れた日です。
1915年、加賀正太郎は京都を訪れていた夏目漱石と出会います。
齢にして27、若さあふれる加賀は、大胆にも初対面の文豪に大山崎に建設中であった別荘の命名を依頼し、また同地への来訪も願い出たのです。
漱石はそれを快く受け入れ、帰京前日の4月15日に大山崎へやってきました。
山崎駅から籠に乗って天王山を登り、建設中の山荘を見て、ぜんざいや関東煮(おでん)を食し、うららかな春の日を楽しんだといいます。
後日漱石が加賀に宛てた手紙には、
宝寺の隣に住んで桜哉
と、大山崎での情景を詠んだ一句が添えられていました。
現在庭園では、ギョイコウ(桜)やヤマブキなどが見ごろを迎えています。
100年前のできごとに思いを馳せながら楽しんでみてはいかがでしょうか。
(TH)