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スタッフブログ

アサヒグループ大山崎山荘美術館のスタッフが交代で山荘の日々を綴るブログです。展覧会に関する内容や山荘のこと、四季の庭園についてなど、美術館のさまざまな情報をスタッフがご紹介します。イベントの最新情報もこちらでチェックしてください。

季節の庭園

きょうの庭園情報 2024年3月31日

季節の庭園

きょうの庭園情報 2024年3月27日

季節の庭園

きょうの庭園情報 2024年3月31日

春らしい暖かい日となりました。
庭園のシダレザクラが満開を迎えています。
風に乗ってチラチラと舞う花びらは、この季節ならではの美しい光景です。
01.JPGソメイヨシノも開花が始まりました。
シャガも綺麗な姿で咲き誇り、庭園に華やかさを添えています。
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現在開催中の企画展「加賀正太郎没後70年・ニッカウヰスキー90周年記念 蘭花譜と大山崎山荘 ―大大阪時代を生きた男の情熱」と共に、春の庭園をお楽しみください。

展覧会詳細はこちら

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展覧会

蘭花譜と大山崎山荘―大大阪時代を生きた男の情熱 ご紹介その1

現在、企画展「加賀正太郎没後70年・ニッカウヰスキー90周年記念 蘭花譜と大山崎山荘―大大阪時代を生きた男の情熱」を開催中です。

山本記念展示室では、大山崎山荘と大山崎山荘を建てた加賀正太郎、また大山崎山荘にゆかりのある人物に関するものを展示しています。本日はこちらの展示をご紹介します。

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加賀は22歳のときにヨーロッパを周遊し、イギリスで見た景色や建物に刺激を受け、桂川、宇治川、木津川の三川が合流する大山崎の地に別荘を建設すること計画します。建物だけではなく、温室、庭園の樹木や水流などすべてにおいて加賀が独自に考案設計し、彼の感性がつまった山荘ができあがります。

山荘には多くの政財界人、文化人が訪れました。文豪・夏目漱石もその一人で、加賀は漱石に、山荘の命名を依頼します。

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夏目漱石書簡(加賀正太郎宛) (部分) 1915年4月29日付
アサヒグループ大山崎山荘美術館蔵(吉田由明・卓夫氏寄贈)


漱石が加賀に宛てたこの書簡には、「水明荘」「冷々荘」「竹外荘」といった山荘名の案が記されています。14もの案の中には参考にした漢詩の一部も書かれており、加賀のためにさまざまな書物を調べたことがわかります。
しかし加賀は、この中には納得できる名前がなかったようで、自ら「大山崎山荘」と名づけました。たとえ漱石が提案した名前であっても忖度なく却下したエピソードは、加賀正太郎という人物をよく表していると思います。

企画展「加賀正太郎没後70年・ニッカウヰスキー90周年記念 蘭花譜と大山崎山荘―大大阪時代を生きた男の情熱」は、5月12日(日)まで開催中です。

みなさまのお越しをお待ちしております。


(TH)

季節の庭園

きょうの庭園情報 2024年3月27日

久しぶりの快晴に恵まれた京都です。
美術館の庭園では、シダレザクラが咲き始めました。
快晴の空に映える花々を見上げると、待ちに待った春の訪れを感じます。

DSC09542.JPGDSC09546.JPGハクモクレンも満開を迎えました。
甘い香りがただようジンチョウゲや、足元に目を移すと色鮮やかなムスカリも小さく咲いています。
庭園では春を告げる花々が次々と咲き始めますので、美術館とともに庭園の散策をお楽しみください。
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DSC09539.JPG現在開催中の企画展「加賀正太郎没後70年・ニッカウヰスキー90周年記念 蘭花譜と大山崎山荘 ―大大阪時代を生きた男の情熱」では、大山崎山荘を造った加賀正太郎が育てていた蘭の植物図譜をご紹介しています。
展覧会でも花の魅力に酔いしれてください。皆様のお越しをお待ち申し上げております。

蘭花譜と大山崎山荘展 詳細はこちら

(OT)