スタッフブログ
アサヒグループ大山崎山荘美術館のスタッフが交代で山荘の日々を綴るブログです。展覧会に関する内容や山荘のこと、四季の庭園についてなど、美術館のさまざまな情報をスタッフがご紹介します。イベントの最新情報もこちらでチェックしてください。
きょうの庭園情報2025年2月5日
松本竣介 街と人 ―冴えた視線で描く― ご紹介その2
現在、企画展「松本竣介 街と人 ―冴えた視線で描く―」を開催中です。
本日は「夢の箱」(山手館)展示室のようすをご紹介します。17歳で上京した竣介は、新宿やお茶の水、東京駅や新橋などへでかけ、何度もスケッチをくり返しました。人が行き交う街や重厚な建物を描いた作品からは、都会の喧騒ではなく静けさを感じます。
Y市とは横浜市のことで、この作品は横浜駅近くにある旧月見橋を描いたものです。同じ題材の作品が多くのこされているため、竣介が気に入って何度も通っていた場所なのかもしれません。しかし戦況が悪化し、1945年の横浜大空襲によってこの橋の周辺も被害を受けます。竣介は終戦後に同じ場所を訪れ、被災した橋を描いています。
企画展「松本竣介 街と人 ―冴えた視線で描く―」は、4月6日(日)まで開催中です。
みなさまのお越しをお待ちしております。
(TH)
松本竣介 街と人 -冴えた視線で描く- 特製スイーツのご紹介
本館2階の喫茶室では、現在開催中の「松本竣介 街と人 -冴えた視線で描く-」展に合わせて、展覧会にちなんだスイーツを2種類、ご提供しています。
「都会の詩情―青いケーキ」は、竣介の代表作のひとつ《 街 》 をイメージして制作しました。作品を思わせる鮮やかなブルーが印象的なケーキです。ベースはベイクドチーズケーキにスポンジケーキをのせて。鮮やかなブルーはバタフライピーで色付けをし、上層にはホワイトチョコレートクリームとバタフライピーのジャムが塗られています。スタイリッシュなビジュアルと洗練された味わいをお楽しみいただける一品です。
「田園風景ー林檎のケーキ」は、キャラメリゼしたリンゴと軽い食感のパウンドケーキをあわせ、竣介の育った田園風景を思わせるどこかレトロなケーキです。トップにあしらったバニラ風味豊かなバタークリームが、キャラメリゼしたリンゴとの相性が良く、ふくよかな味と香りが口にひろがります。こちらのケーキは、竣介のデッサン画《りんご》からイメージして作られました。鑑賞後に、作品を思い出しながらお楽しみいただければ幸いです。
どちらもリーガロイヤルホテル謹製です。 2種類のケーキは展覧会会期中、数量限定でご提供しています。 夕方には売り切れの可能性もございますので、ご了承ください。
みなさまのお越しをお待ちしております。
(CH)