スタッフブログ
アサヒグループ大山崎山荘美術館のスタッフが交代で山荘の日々を綴るブログです。展覧会に関する内容や山荘のこと、四季の庭園についてなど、美術館のさまざまな情報をスタッフがご紹介します。イベントの最新情報もこちらでチェックしてください。
黒田辰秋展関連イベント「漆工文化財の保存修理について」講演会を開催
黒田辰秋展 お得な展覧会図録セット販売のご案内
【桜が見頃です】きょうの庭園情報 2023年3月25日
黒田辰秋展関連イベント「漆工文化財の保存修理について」講演会を開催
企画展「没後40年 黒田辰秋展 ―山本爲三郎コレクションより」の関連イベントとして、本展の展示作品修理をご担当いただいた目白漆芸文化財研究所の室瀬智弥さんと鷺野谷一平さんをお迎えした講演会を2023年4月16日に開催しました。 会場には80名を超すお客様にお集まりいただきました。
「漆工文化財の保存修理について -アサヒビール大山崎山荘美術館所蔵作品の修理を終えて」と題したこの講演会では、漆工文化財の保存に取り組む目白漆芸文化財研究所の活動についてご説明いただいたほか、後半では黒田辰秋展で展示している作品の具体的な修理工程について解説していただきました。
写真左が鷺野谷さん、右が室瀬さんです。
会場では、作品の亀裂等を接着する「麦漆」を実際に作っていただき、その粘着性の高さや実際の修理方法について、具体的にお話いただきました。鷺野谷さんの手元をスクリーンに投影し、小麦と水、漆で練り上げる「麦漆」を作る様子を会場のみなさんと見つめます。
お越しになったお客様には漆に関心の高い方々が多く見受けられ、専門的な質問が飛び交いました。
文化財の修理にあたっては、損傷の要因や作品の価値、未来に受け継ぐための保存方法など、様々な視点で検証されるそうです。
こうした丁寧な作業を経て、黒田辰秋の作品も修理されています。是非会場でその作品群をご鑑賞ください。
黒田辰秋展は、2023年5月7日まで開催しています。皆様のお越しをお待ちしております。
(OT)
黒田辰秋展 お得な展覧会図録セット販売のご案内
現在開催中の企画展「没後40年 黒田辰秋展 ―山本爲三郎コレクションより」。展覧会図録を本館1階のミュージアムショップで販売しています。
ミュージアムショップでは、黒田辰秋展の展覧会図録(2100円)と、当館で過去に開催した展覧会図録とのセット販売を行っています。
[セット販売対象の図録]
・生誕130年 河井寬次郎展 ―山本爲三郎コレクションより(2020年3月20日-2021年3月7日開催 1700円)
・没後40年 バーナード・リーチ展 -山本爲三郎コレクションより(2019年3月21日-2019年6月9日開催 1700円)
・山本爲三郎没後50年三國荘展(2015年12月22日-2016年3月13日開催 1950円)
上記3つの中から1冊と、黒田辰秋展のポストカード3枚が付いて3600円で販売中。ぜひこのお得な機会にお買い求めください。
ミュージアムショップ詳細はこちらから
https://www.asahibeer-oyamazaki.com/rest/shop.html
なお、ミュージアムショップでは、クロード・モネをはじめ当館所蔵品のオリジナルグッズや当館に関連する書籍なども揃えております。お越しの際にはぜひお立ち寄りください。
※ミュージアムショップのご利用には、別途入館料が必要です
※掲載商品は店頭のみの販売で、通信販売等は行っておりません
※営業時間・定休日は美術館の開館時間・休館日に準じます
※金額はすべて税込みです
企画展「没後40年 黒田辰秋展 ―山本爲三郎コレクションより」は、5月7日(日)まで開催中。庭園の桜も見ごろを迎えています!庭に咲き誇る桜も一緒にお楽しみください。みなさまのお越しをお待ちしております。
(OT)
【桜が見頃です】きょうの庭園情報 2023年3月25日
アサヒビール大山崎山荘美術館の庭園は、桜の見ごろを迎えています。
シダレザクラは散り始め、ソメイヨシノは八分から満開咲きです。
桜以外の花も、見ごろを迎えています!
本館前では、アセビの小さな白い花が鈴なりに。庭園池の周りは、足元に小さな花たちが。
地中館脇には、黄色いレンギョウも満開です!
芝生広場の桜の木の根元にはツクシも顔を出し、春爛漫の庭園です。
春爛漫といえば、現在喫茶室でご提供しているケーキは、
その名も「鴨川 春爛漫」!
黒田が生涯暮らした京都、桜吹雪の舞う鴨川をイメージしたケーキですが、ピンク色のドライクランベリーは庭園池の水面に浮かぶ桜を、抹茶のパウンドケーキはツクシが顔を出した芝生広場を思わせます。
桜リキュールと桜餡の香りがやさしく広がるこのケーキは、まさにこの「春爛漫の風景」を味わうことができます。
喫茶室からは、遠方に桜の名所「背割提」の桜も望むことができます。
美しい春を感じに、どうぞお出かけください。
(IK)