アサヒビール大山崎山荘美術館は、2023年7月1日より館名を「アサヒグループ大山崎山荘美術館」に変更いたします。新しい館名として最初の展覧会となる本展は、当館が2021年2月 、森田昭一郎氏(森田酒造株式会社 代表取締役)より、舩木倭帆作品105点の寄贈を受けたことを記念するものです。
舩木倭帆(1935-2013)は 、島根県松江市の布志名焼窯元の家に生まれました。島根大学在学中にガラス工芸を志すようになり、卒業後は大阪の清水硝子製造所を経て、東京の各務クリスタル製作所に勤めながら 、同社の伊藤孚氏とともに自由な創作を目指して共同窯を築きます。以降、北九州で活動したのち、1987年、広島に工房「グラスヒュッテ」を設立して精力的に制作しました。
花瓶 、皿 、鉢 、グラス 、茶碗……、舩木が生涯手がけたのは暮らしのなかで活躍するうつわでした。デザインから仕上げまで一貫制作の手仕事によって生みだされたうつわはいずれも、ガラスという素材でありながら、やわらかな温もりと用にかなう堅牢さをあわせもちます。舩木の没後10年を迎える節目の年に、現在もなお私たちを魅了しつづける舩木倭帆作品の数々をご紹介いたします。
会期 |
2023年7月15日(土)-12月3日(日) |
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休館日 |
月曜(ただし7月17日、9月18日、10月9日の祝日、11月20日、11月27日は開館) |
主催 |
アサヒグループ大山崎山荘美術館、京都新聞 |
入館料 |
一般1,100円(団体:1,000円) ※団体:20名以上 |
後援 |
京都府、大山崎町、大山崎町教育委員会、NHK京都放送局、エフエム京都 |
主な展示作品
1988-2012年
1988-2012年
1994年
1977-87年
アサヒグループ大山崎山荘美術館蔵
ポスター・フライヤー
関連企画
講演会「舩木倭帆のガラス ― 用と美の仕事」
日程 | 7月15日(土)13:00‒14:30 |
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講師 | 諸山正則氏(工芸史家・元東京国立近代美術館主任研究員) |
対象 | 中学生以上 |
定員 | 50名、要申込(先着順) |
内容 | 工芸史家の諸山正則氏を迎えて、舩木倭帆の後半生に深められた交流と、舩木が普段の用と美を創造した“日本のガラス”の魅力について語っていただきます。 |
会場 | 大山崎ふるさとセンター |
参加費 | 無料 |
参加受付 | 定員に達したため、申込受付を終了しました。 |
カフェ企画 特製スイーツ
リーガロイヤルホテル京都が考案した特製オリジナルスイーツを提供いたします
透きとおる青
舩木作品の透明なガラスを通る光を彷彿とさせるデザートです。
ブルーキュラソーのゼリーに、オレンジシロップがたっぷり浸み込んだサヴァラン風ケーキが浮かびます。
添えられたレモン風味の琥珀糖との食感の違いも、お楽しみください。
彩りの緑
舩木が好んで作品にあしらった「リーフ文」。本展でも4点の作品に登場します。
このうち《リーフ文鉢》をイメージして抹茶とホワイトチョコレートのケーキを作りました。
京都・和束町産の宇治抹茶香るふわりとしたくちどけが、透明感の中にも温かみを感じさせる舩木の作品を思わせます。
提供期間 | 展覧会会期中 |
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協力 | リーガロイヤルホテル京都 |
料金 | スイーツ単品 各700円 スイーツ・ドリンクセット 各1,200円 (コーヒー/紅茶/ワインいずれかとセット) ※ 税込、美術館入館料は別途必要 |