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スタッフブログ

アサヒグループ大山崎山荘美術館のスタッフが交代で山荘の日々を綴るブログです。展覧会に関する内容や山荘のこと、四季の庭園についてなど、美術館のさまざまな情報をスタッフがご紹介します。イベントの最新情報もこちらでチェックしてください。

季節の庭園

きょうの庭園情報 2024年6月14日

イベント&ワークショップ

煎茶会「中国陶磁と煎茶を楽しむ」 開催しました

展覧会

中国やきもの7000年の旅―大山崎山荘でめぐる陶磁器ヒストリー ご紹介その1

現在、企画展「愛知県陶磁美術館コレクション 中国やきもの7000年の旅―大山崎山荘でめぐる陶磁器ヒストリー」を開催中です。本日は、山本記念展示室のようすをご紹介します。

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入って右手には、中国の新石器時代から初期王朝時代のやきものと玉器(美しい石で作られた工芸品)を展示しています。今から7000年も前の貴重なやきものも、ご覧いただけます。

反対側の展示ケースには、戦国時代から漢時代に作られたやきものを並べています。部屋のかべの中央にある暖炉に組み込まれた画像石・画像磚(がぞうせん)とちょうど同じ時代に作られたものです。
その中から、こちらの作品をご紹介します。

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《緑釉爐(りょくゆうろ)》 愛知県陶磁美術館蔵


後漢時代(1~2世紀)に作られたもので、亡くなった権力者が死後の世界で生活に困らないようにと、お墓に納められていました。
「いろり」という意味を持つ「爐」は、現在のバーベキューコンロのようなものです。串に刺さった食材を焼いているようすがあらわされているのですが、よく見ると焼かれているのは、夏にお馴染みのあの昆虫でした。特に目の部分は本物そっくりですが、おわかりいただけますでしょうか?

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答えは、美術館の展示室にてご確認ください。みなさまのお越しをお待ちしております。

企画展「愛知県陶磁美術館コレクション 中国やきもの7000年の旅―大山崎山荘でめぐる陶磁器ヒストリー」は、9月1日(日)まで開催中です。


(TH)

季節の庭園

きょうの庭園情報 2024年6月14日

真夏を思わせる快晴の庭園では、睡蓮が咲き始めました。
白い睡蓮の花々が咲く池もあれば、
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クロード・モネ《睡蓮》を展示している地中館へ下る階段右側の池では、赤い睡蓮が咲いています。
それぞれの池の睡蓮を見比べるのも楽しいですね。
睡蓮は朝方からお昼頃まで開花しますので、ご覧になりたい場合は午前中にお越しください。
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また、白い睡蓮が咲く池の周りには、爽やかな青色が美しいアジサイも咲いています。
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現在は「愛知県陶磁美術館コレクション 中国やきもの7000年の旅―大山崎山荘でめぐる陶磁器ヒストリー」を開催中です。
本展ではフォトスポットを3か所ご用意していますが、橡の木茶屋横に設置したフォトスポットを、本館前に移動しました。
来館の思い出に撮影をお楽しみください。
DSC01358+.jpg企画展詳細はこちら


(OT)

イベント&ワークショップ

煎茶会「中国陶磁と煎茶を楽しむ」 開催しました

開催中の企画展「愛知県陶磁美術館コレクション 中国やきもの7000年の旅―大山崎山荘でめぐる陶磁器ヒストリー」の関連企画として、2024年6月8日(土)に煎茶会「中国陶磁と煎茶を楽しむ」を開催しました。

普段は非公開の茶室である彩月庵を会場に、高取友仙窟氏(煎茶道賣茶流4代家元)と、田畑 潤氏(愛知県陶磁美術館主任学芸員、煎茶道賣茶流師範 田畑卣仙窟)のおふたりを講師にお招きして、煎茶の点前とともに道具の解説もしていただくという、贅沢な内容でした。
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にこやかにお話をする高取友仙窟氏

煎茶やお菓子の味はもちろんのこと、床の間のしつらえや、彩月庵の窓越しに見下ろす美しい初夏の緑が、この煎茶会を特別な場に盛り立てました。
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煎茶の点前を披露する田畑 潤氏

煎茶会後は、田畑氏による企画展のギャラリートークを開催。煎茶の道具に関連する展示品を中心に解説していただきました。
味覚と視覚で中国やきものの旅を楽しんでいただいた煎茶会参加者の皆様、ありがとうございました。

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「中国やきもの7000年の旅」は、2024年9月1日(日)まで開催します。
田畑氏のギャラリートークは2024年7月14日(日)にも開催しますので、是非ご参加ください。
中国やきもの7000年の旅 詳細はこちら

(OT)