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スタッフブログ

アサヒグループ大山崎山荘美術館のスタッフが交代で山荘の日々を綴るブログです。展覧会に関する内容や山荘のこと、四季の庭園についてなど、美術館のさまざまな情報をスタッフがご紹介します。イベントの最新情報もこちらでチェックしてください。

季節の庭園

きょうの庭園情報 2025年7月3日

イベント&ワークショップ 展覧会

ギャラリートークを開催しました

季節の庭園

きょうの庭園情報 2025年7月3日

7月に入り、夏らしさが増してきました。

本日は、クチナシの花が見頃です。
散歩していると甘い香りに誘われた蝶や鳥に出合いました。

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夏の花、ギボウシも満開です。探してみてくださいね。

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企画展「つながる民藝 縁ぐるり ―山本爲三郎コレクションより」は、残すところ4日となりました。
当美術館のコレクションの魅力を存分に味わっていただける展覧会ですので、ぜひご覧ください。

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みなさまのご来館を心よりお待ちしております。

(TY)

展覧会

ギャラリートークを開催しました

現在、企画展「つながる民藝 縁ぐるり ―山本爲三郎コレクションより」を開催中です。
6月21日に引きつづきギャラリートークを開催し、当館の学芸員が展覧会の見どころを解説しました。

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山本爲三郎コレクションの中から、民藝運動に関わった作家で連続的なペアを作り、作家同士にまつわるエピソードやその作品をご紹介しました。
たくさんのお客様にご参加いただきました。ありがとうございました。

企画展「つながる民藝 縁ぐるり ―山本爲三郎コレクションより」の会期は、のこすところあと1週間になりました。

会期終了後は、施設改修のため9月20日まで休館いたします

7月7日から2か月以上休館となりますので、会期終了までにどうぞ足をお運びください。
みなさまのご来館をお待ちしております。


(TH)

展覧会

つながる民藝 縁ぐるり ―山本爲三郎コレクションより ご紹介その5

現在、企画展「つながる民藝 縁ぐるり ―山本爲三郎コレクションより」を開催中です。
本日はこの企画展最後のペアにあたる、エセル・メーレと濱田庄司をご紹介します。

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1872年にイギリスで生まれたメーレは美術学校を卒業した後、美術教師や家庭教師をしていましたが、結婚を機にスリランカに滞在し、現地の刺繍などを調査・研究しました。帰国後に染織工房を開設し、1916年には草木染の技法書を出版します。

彼女の作った織物は、バーナード・リーチとともにイギリスにわたっていた濱田庄司の目にとまります。1921年に濱田がメーレの工房を訪れたことで、ふたりの交流が始まりました。
メーレの工房はイギリス南部のディッチリングという小さな村にあり、工芸家たちが生活をしながら制作活動を行っていました。濱田は感銘を受け、「仕事にも生活にも信念がはっきり出ていて、そして落ち着きがある」と語っています。

メーレは濱田から「手織りの母」と称され、日本でも紹介されるようになります。1920年代にメーレの展覧会が開催された際には、山本爲三郎が自身の娘のために上着を購入しており、それはのちに当館のコレクションになりました。

企画展「つながる民藝 縁ぐるり ―山本爲三郎コレクションより」は、7月6日(日)まで開催中です。
みなさまのお越しをお待ちしております。


(TH)