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「愛知県陶磁美術館学芸員によるギャラリートーク」 開催しました
開催中の企画展「愛知県陶磁美術館コレクション 中国やきもの7000年の旅―大山崎山荘でめぐる陶磁器ヒストリー」の関連企画として、2024年7月14日(日)にギャラリートークを開催しました。
本展にご協力いただいた愛知県陶磁美術館より、主任学芸員の田畑潤氏をお迎えした今回のギャラリートーク。
11:00、15:00と2回開催しましたが、どちらの回も大変盛況で、各回50名近くのお客様にお集まりいただきました。写真の通り、展示室も参加者のみなさんでいっぱいになるほど。![]()
年代順にご紹介している作品について、当時の時代背景やさらに詳しい解説などを交えながらお話いただきました。
熱心にメモを取る参加者の方も多く見られ、中国やきものへの関心の高さが伺えます。
お話上手な田畑氏ナビゲートによる中国やきもの7000年の歴史の旅で、より一層やきものへの好奇心が刺激されたのではないでしょうか。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。![]()
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ちなみに、今回のギャラリートークでもご紹介させていただいた作品《青磁神亭壺》ですが、
愛知県陶磁美術館のウェブサイトで3Dモデルを閲覧することができます。
360度自由に動かして、作品のディテール鑑賞などをお楽しみください。
そして、本物は是非アサヒグループ大山崎山荘美術館へ鑑賞にいらしてくださいね。
https://www.pref.aichi.jp/touji/aitocollection/index.html
「中国やきもの7000年の旅」は9月1日(日)まで開催しています。
詳細はこちら
(OT)
中国やきもの7000年の旅―大山崎山荘でめぐる陶磁器ヒストリー ご紹介その3
現在、企画展「愛知県陶磁美術館コレクション 中国やきもの7000年の旅―大山崎山荘でめぐる陶磁器ヒストリー」を開催中ですが、本日は「夢の箱」(山手館)の展示をご紹介します。
《三彩駱駝(さんさいらくだ)》 愛知県陶磁美術館蔵
中国では今から2000年以上前の漢時代、緑や褐色の釉薬をかけたやきものが生まれました。さらに唐の時代になると、緑や褐色、藍色など複数の釉薬をかけて焼かれた「唐三彩」が誕生します。唐三彩は、河南省の「鞏義窯(きょうぎよう)」を中心に、650年から750年頃にかけて生産されました。![]()
《三彩鍑(さんさいふく)》 愛知県陶磁美術館蔵
口が広く開いた壺に、獣のような足が3本ついています。このような形の器は、「鍑」または「三足炉」とよばれています。胴の部分にかけられた藍色と褐色の釉薬と白い地の部分のコントラストが鮮やかで美しいこの作品は、日用品として使われていた器ではありません。
唐三彩の多くは、貴族の墓へおさめるための明器(めいき)として生産されていました。そのため、8世紀半ばを境に絢爛豪華な墓葬が急速に衰退し、墓室も簡素化されたことで、唐三彩の生産は減少していきます。
華やかで芸術的な美しさを重視した貴重な唐三彩を、ぜひご覧ください。
企画展「愛知県陶磁美術館コレクション 中国やきもの7000年の旅―大山崎山荘でめぐる陶磁器ヒストリー」は、9月1日(日)まで開催中です。
みなさまのお越しをお待ちしております。
(TH)
中国やきもの7000年の旅―大山崎山荘でめぐる陶磁器ヒストリー ご紹介その2
現在、企画展「愛知県陶磁美術館コレクション 中国やきもの7000年の旅―大山崎山荘でめぐる陶磁器ヒストリー」を開催中ですが、本日はこちらの展示室のようすをご紹介します。![]()
三国時代から隋時代に作られたやきものを展示していますが、この時代の大きな特徴は「釉薬(ゆうやく)」です。「うわぐすり」とも呼ばれますが、中国南方の華南地域では鉄分を含んだ釉薬をかけて焼くことで青みがかった色に仕上がる「青磁」が作られるようになり、北方の華北地域にも影響します。![]()
《青磁鶏舎(せいじけいしゃ)》 愛知県陶磁美術館蔵
鳥小屋の中からニワトリが顔を出しているこの作品は、西晋時代(3~4世紀)に作られたものです。まだ初期の青磁なので、一般的にイメージされる青みとは異なりますが、独特の風合いがあります。屋根にはくぼみが付けられており、瓦ぶきだったことがわかります。
華北地域で作られるようになった初期の「白磁」も展示していますので、色の違いを見比べてみてください。
企画展「愛知県陶磁美術館コレクション 中国やきもの7000年の旅―大山崎山荘でめぐる陶磁器ヒストリー」は、9月1日(日)まで開催中です。
みなさまのお越しをお待ちしております。
(TH)

