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企画展「つながる民藝 縁ぐるり ―山本爲三郎コレクションより」開幕
本日、企画展「つながる民藝 縁ぐるり ー山本爲三郎コレクションより」が開幕いたしました。
当館が所蔵する山本コレクションの中から、濱田庄司やバーナード・リーチら9人の作家に焦点を当て、作品とともにそれぞれの関係性や意外な共通点などを紹介しています。
庭園ではギョイコウザクラやボタンザクラが見ごろを迎えました。
ギョイコウザクラ
ボタンザクラ
新緑の美しい庭園で、鑑賞後の心に残るひとときをお過ごしください。
また本日、お隣の宝積寺で1260余年間続いている厄除開運を祈祷する儀式、大厄除追儺式(鬼くすべ)法要が14時からおこなわれます。
鑑賞後に散歩がてら、こちらにも足を運んでみてはいかがでしょうか?
企画展「つながる民藝 縁ぐるり ー山本爲三郎コレクションより」は、本日より7月6日(日)までの開催となります。
皆さまのお越しをお待ちしております。
(I.I)
松本竣介 街と人 ―冴えた視線で描く― ご紹介その5
現在、企画展「松本竣介 街と人 ―冴えた視線で描く―」を開催中です。
本日は山本記念展示室のようすをご紹介します。
この展示室では、竣介の晩年の作品がご覧いただけます。
1945年、家族を島根県に疎開させた竣介は東京にとどまり、焦土と化した東京の街を目の当たりにします。終戦後の竣介は画風を大きく変え、過去の作風にとらわれない新しい表現を試みました。
《建物》 1948年 大川美術館蔵
1948年6月、前の年から体調を崩していた竣介の病状は悪化し、36歳の若さでこの世を去りました。亡くなる直前まで、高熱をおして作品を完成させ、展覧会に出品しました。そのうちの1点が、この《建物》です。
企画展「松本竣介 街と人 ―冴えた視線で描く―」は、4月6日(日)まで開催中です。
3月24日、31日は月曜日ですが開館いたします。
みなさまのお越しをお待ちしております。
(TH)
松本竣介 街と人 ―冴えた視線で描く― ご紹介その4
現在、企画展「松本竣介 街と人 ―冴えた視線で描く―」を開催中です。
本日は「夢の箱」(山手館)展示室のようすをご紹介します。
竣介は街を描いた作品のほか人物画ものこしていて、子どもや女性など身近な人を描いたものも多くあります。
《婦人像》 1942年頃 大川美術館蔵
ソファーにもたれ、静かに居眠りをする女性。このモデルは竣介の妻・禎子(ていこ)です。二人は22歳の時に出会い、2年後に結婚しました。出版社「主婦之友社」で働いていた禎子は、自宅のアトリエを拠点に発行していた雑誌『雑記帳』の編集を、竣介とともに担っていました。
洗練された女性がふとした瞬間に見せる横顔を、竣介は墨のみでとらえています。
企画展「松本竣介 街と人 ―冴えた視線で描く―」は、4月6日(日)まで開催中です。
みなさまのお越しをお待ちしております。
(TH)