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展覧会

藤田嗣治展 特製リーフレットのご紹介

開催中の展覧会「藤田嗣治 心の旅路をたどる―手紙と手しごとを手がかりに」では、ご来館の皆さまにもれなく、特製リーフレットをお渡ししております。

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シックな赤色の表紙には、初めて日本を出たときの船上でポーズをとる藤田の姿があります。A5サイズで、持ち歩きながら展覧会を鑑賞できるのも嬉しいポイントですね。

リーフレットには、各章の解説の全文だけでなく、全ページカラーで、主な展示作品の画像と解説も掲載されています。展示内容を凝縮したような充実ぶりで、本展を余すところなくお楽しみいただけることでしょう。
さらに、藤田研究の第一人者である林洋子氏にご寄稿頂き、読み応えのある一冊に仕上がっています。

リーフレットの配布は本展の会期中のみですので、この機会をお見逃しなく。

★「夢の箱」(山手館)にて一部作品の展示替えをおこないました。1月16日からは、昨日までとは異なる書簡や、手紙に同封された写真などがご覧いただけます

藤田嗣治展は2月25日まで。会期中は月曜日も開館しています。
会期後半は混雑が予想されるので、お早めにお越しください
皆さまのご来館を心待ちにしております。

(TM)

展覧会

藤田嗣治 心の旅路をたどる―手紙と手しごとを手がかりに ご紹介その1

現在、企画展「藤田嗣治 心の旅路をたどる―手紙と手しごとを手がかりに」を開催中ですが、本日は展示室のようすをご紹介します。
DSC09020-2.jpg本館の展示室1には藤田の略年譜のほか、藤田が生前使っていた眼鏡やトランクなどを展示しています。

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トランク(遺品) 目黒区美術館蔵

藤田が数多くの旅を共にしたトランクです。いろいろな形のステッカーがびっしりと貼られており、ステッカーのはがれた痕や多数の傷が、藤田の長い旅路をほうふつとさせます。

藤田は日中戦争のさなか、記録画制作のためノモンハンを訪れたあと、奉天(現・潘陽)にある宿から画家・猪熊弦一郎に手紙を送っています。そこでは休憩する藤田のそばに、これに似た形のトランクが描かれています。もしかすると、戦地に赴いた藤田を陰で支えていたトランクなのかもしれません。

この企画展では、華々しい成功をおさめた藤田の知られざる一面を垣間見ることができます。
藤田ファンの方もそうでない方も、一緒に藤田を知る旅にでかけませんか?


企画展「藤田嗣治 心の旅路をたどる―手紙と手しごとを手がかりに」は、2月25日(日)まで開催中です。
会期後半は混雑が予想されますので、お早めのご来館をおすすめいたします。

みなさまのお越しをお待ちしております。


(TH)

展覧会

藤田嗣治展 開幕

藤田嗣治の展覧会が本日より開幕しました。
「藤田嗣治 心の旅路をたどる―手紙と手しごとを手がかりに」と題された本展は、藤田嗣治が私的に制作した作品や、親しい人々に送った書簡などから、これまであまり知られることが無かった藤田の心情を紐解く内容になっています。

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受付では、真っ赤な看板がお出迎え。
乳白色の淡い作風が印象的な藤田ですが、赤に相応しい情熱家な一面を垣間見ることが出来るかもしれません。
是非会場で藤田の心の旅路をたどってみてください。
皆様のお越しをお待ち申し上げております。


(OT)