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イベント&ワークショップ 展覧会 季節の庭園

「山荘で嗜むウイスキーの夕べ」を開催しました 

展覧会 季節の庭園

きょうの庭園情報 2024年4月4日

季節の庭園

「山荘で嗜むウイスキーの夕べ」を開催しました 

現在、企画展「加賀正太郎没後70年・ニッカウヰスキー90周年記念 蘭花譜と大山崎山荘―大大阪時代を生きた男の情熱」を開催中ですが、本日は4月6日に開催された関連イベントのようすをご紹介します。

DSC09659.jpg事前にお申込みいただいたお客様限定のプライベートなイベントで、閉館後、担当学芸員によるギャラリートークのあと、ウイスキーアンバサダーによるウイスキーセミナー、試飲会をおこないました。普段飲むことのできない特別なウイスキーも登場し、ニッカウヰスキーの世界に魅了された方も多かったのではないでしょうか。

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庭園にある満開の桜を眼下に見ながら、大山崎山荘からの夜景もお楽しみいただきました。

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こちらのイベントのお申し込みは締め切らせていただきましたが、企画展「加賀正太郎没後70年・ニッカウヰスキー90周年記念 蘭花譜と大山崎山荘―大大阪時代を生きた男の情熱」は、5月12日(日)まで開催中です。

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庭園のソメイヨシノも満開です。
みなさまのお越しをお待ちしております。


(TH)



季節の庭園

きょうの庭園情報 2024年4月4日

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02.JPGソメイヨシノが見頃を迎えました。
さらに開花が進むと、週末はますます華やいだ景色となることでしょう。
レストハウスの前にあるシダレザクラも、濃いピンクのかわいらしい花々が開花しました。
日に日に春らしさが増す美術館の庭園です。

03.JPG企画展やお庭を鑑賞した後は、本館2階の喫茶室へどうぞ。
現在開催中の企画展「加賀正太郎没後70年・ニッカウヰスキー90周年記念 蘭花譜と大山崎山荘 ―大大阪時代を生きた男の情熱」の特製スイーツとしてご提供している「マダム・チヨコ」は、しっとりとしたビターなチョコレート生地にくるみとオレンジが練り込まれ、あんずジャムがサンドされています。期間限定メニューの「ブラックニッカハイボール」との組み合わせがおすすめです!
04.jpgまた、ミュージアムショップでは、ニッカウヰスキーのグッズを販売しています。
ウイスキーのような渋みのあるカラーが特徴的なボールペンや、ウイスキーグラスなどをご用意しています。
ご来館の思い出に、ぜひお買い求めください。
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蘭花譜と大山崎山荘展 詳細はこちら


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展覧会

蘭花譜と大山崎山荘―大大阪時代を生きた男の情熱 ご紹介その1

現在、企画展「加賀正太郎没後70年・ニッカウヰスキー90周年記念 蘭花譜と大山崎山荘―大大阪時代を生きた男の情熱」を開催中です。

山本記念展示室では、大山崎山荘と大山崎山荘を建てた加賀正太郎、また大山崎山荘にゆかりのある人物に関するものを展示しています。本日はこちらの展示をご紹介します。

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加賀は22歳のときにヨーロッパを周遊し、イギリスで見た景色や建物に刺激を受け、桂川、宇治川、木津川の三川が合流する大山崎の地に別荘を建設すること計画します。建物だけではなく、温室、庭園の樹木や水流などすべてにおいて加賀が独自に考案設計し、彼の感性がつまった山荘ができあがります。

山荘には多くの政財界人、文化人が訪れました。文豪・夏目漱石もその一人で、加賀は漱石に、山荘の命名を依頼します。

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夏目漱石書簡(加賀正太郎宛) (部分) 1915年4月29日付
アサヒグループ大山崎山荘美術館蔵(吉田由明・卓夫氏寄贈)


漱石が加賀に宛てたこの書簡には、「水明荘」「冷々荘」「竹外荘」といった山荘名の案が記されています。14もの案の中には参考にした漢詩の一部も書かれており、加賀のためにさまざまな書物を調べたことがわかります。
しかし加賀は、この中には納得できる名前がなかったようで、自ら「大山崎山荘」と名づけました。たとえ漱石が提案した名前であっても忖度なく却下したエピソードは、加賀正太郎という人物をよく表していると思います。

企画展「加賀正太郎没後70年・ニッカウヰスキー90周年記念 蘭花譜と大山崎山荘―大大阪時代を生きた男の情熱」は、5月12日(日)まで開催中です。

みなさまのお越しをお待ちしております。


(TH)