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イベント&ワークショップ

日本画家 有元容子さんの講演会が行われました

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新緑茶会

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漱石アンドロイドがやってきました

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日本画家 有元容子さんの講演会が行われました

10月1日(日)、有元利夫展のイベントとして故有元利夫さんの奥様である
日本画家の有元容子さんにお越しいただきました。

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講演では、有元利夫さんの生い立ちについて、そして学生時代に行かれたヨーロッパ旅行などについても語られました。
その旅行で得た、西洋の素晴らしい作品を観た経験が日本の古いものと合わさって、
古色を帯びさせた有元利夫さん独自の作品世界が生み出されていきます。

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お話のなかでも、特に印象深かったのが有元利夫さんの作品作りに対する考え方でした。
バブルの時代、描けば売れるという風潮の中で作家はじっくりと時間をかけて
世の中に流されずに作品を描き、物語をつむいでいきました。
自分の立ち位置を見据えて、少しでもいい絵を作り上げる。
このような作家のあり方が今回の展覧会の副題へと繋がっていきます。

さて、ご好評をいただいております本展に
まだいらっしゃっていない方は
是非ともお早めにご来館ください。

館員一同お待ち申し上げております。 (KO)

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新緑茶会

IMG_0806.JPG早くもGW最終日ですね。いかがお過ごしでしたか?
昨日は、当館の庭園で、大山崎町の茶道サークル「友あそび」さん主催の新緑茶会が行われました。

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いつものお庭が一段と晴れやかにみえます。

ちなみに、会場に使われていた東屋は、むかし「芝之茶屋」という和式のお茶室が建っていました。「和式の」とわざわざ言ったのは、当館敷地内に現存するふたつのお茶室は、椅子とテーブルのある立礼(りゅうれい)式だからです。ただいま展示中の、大山崎山荘竣工当時の様子を描いた《大山崎山荘図会》(1932)でその存在を確認できますので、ぜひ探してみてくださいね。「睡蓮が咲いてる!」「ゴルフしてる!」「車が走ってる!」など、なかなか面白い発見満載の絵です。

さて、話が逸れましたが・・・IMG_0779.JPG

そこかしこに飾られたお花も、お茶会の楽しみのひとつです。IMG_0783.JPGIMG_0794.JPGIMG_0790.JPGお茶とお菓子は、まさに「新緑」の名にふさわしい彩りですね。IMG_0777.JPG

ちゃっかりいただいてしまいました。素敵な催しを、ありがとうございました!

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展覧会

漱石アンドロイドがやってきました

先週末の14日~16日、ただ今開催中の「漱石と京都」展関連企画として、漱石アンドロイドが当館にやってきました。新聞や、テレビのニュースでご覧になった方も多いのではないでしょうか。

本企画は、かつて夏目漱石が学んだ漢学塾二松学舎を前身とする、二松学舎大学さん(東京・千代田区)のご協力により実現したものです。IMG_0409.JPG登場するやいなや、会場にどよめきが・・・!IMG_0345.JPG当館 館長との掛け合いは、まさに人間そのものでした。視線にご注目を。IMG_0233.JPG

通常、館内での写真撮影はできないのですが、今回にかぎり特別にOKでした。

先日の記事でもご紹介したように、102年前の4月15日に夏目漱石がこの山荘にやってきました。その当時、山荘は工事中で、漱石はその完成を見ることなく翌年に没してしまいます。ついに実現することのなかった夏目漱石の再来訪を叶えることができ、大山崎山荘のかつての主・加賀正太郎もきっと喜んでいるのではないでしょうか。なんだか時を超えたロマンを感じますね。

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