イベント&ワークショップ
日本画家 有元容子さんの講演会が行われました
10月1日(日)、有元利夫展のイベントとして故有元利夫さんの奥様である
日本画家の有元容子さんにお越しいただきました。
講演では、有元利夫さんの生い立ちについて、そして学生時代に行かれたヨーロッパ旅行などについても語られました。
その旅行で得た、西洋の素晴らしい作品を観た経験が日本の古いものと合わさって、
古色を帯びさせた有元利夫さん独自の作品世界が生み出されていきます。
お話のなかでも、特に印象深かったのが有元利夫さんの作品作りに対する考え方でした。
バブルの時代、描けば売れるという風潮の中で作家はじっくりと時間をかけて
世の中に流されずに作品を描き、物語をつむいでいきました。
自分の立ち位置を見据えて、少しでもいい絵を作り上げる。
このような作家のあり方が今回の展覧会の副題へと繋がっていきます。
さて、ご好評をいただいております本展に
まだいらっしゃっていない方は
是非ともお早めにご来館ください。
館員一同お待ち申し上げております。 (KO)