スタッフブログ
11月23日 本日の紅葉と彩月庵茶会
「谷崎潤一郎文学の着物を見る」スペシャルギャラリートーク
「サム・フランシスの世界」講演会
11月23日 本日の紅葉と彩月庵茶会
冷え込みも一段と増し、めっきり冬めいてきました。
今日から3連休が始まります。お天気も良く、お出かけ日和ですね。
当館の紅葉は見頃を迎えております!
こちらは2階喫茶室テラスからの景色です。
11月初めには橙色を残していた木々も、今は真っ赤に色づいています。
こちらは池周辺の紅葉です。
水面には青空と逆さ紅葉が映りこんでいます。
また、本日は当館庭園内の彩月庵(通常非公開)で、大山崎町の茶道サークル「友あそび」さん主催のお茶会が行われています。
今回のお茶会に使用されているお菓子は「晩菊」。秋の暮れゆく今の季節にぴったりの、菊の花を模したお菓子です。
参加者の皆さまには、お茶のおもてなしと一緒に、彩月庵からの紅葉もお楽しみいただきました。撮影にお邪魔した回の皆さまは、なんと全員素敵なお着物姿でした!
開催中の「谷崎潤一郎文学の着物を見る」展も残りわずかとなりました。(12月2日(日)まで。会期中休まず開館いたします)
ぜひご来館の上、展示とあわせて見頃を迎えた紅葉をご覧ください。
(K)
「谷崎潤一郎文学の着物を見る」スペシャルギャラリートーク
朝夕はめっきり涼しくなり、秋の深まりを感じる季節となりました。
本日は「谷崎潤一郎文学の着物を見る」の関連イベントとしまして、本展出品作品の監修をされた大野らふ氏にスペシャルギャラリートークをしていただきました。
谷崎潤一郎作品のヒロインたち、またモデルとなった谷崎夫人らのよそおいを再現した展示を前にしながら、お話いただきました。
谷崎自身が物語の中で登場人物たちの着物の好みについて細かく綴っていることに触れられ、これをヒントに今回展示されている着物を揃えたものもあるとのこと。また、小説の端々に表れるヒロインたちの個性から、「この人だったらこのように着こなすだろう」と、想像力も働かせたということです。
大野氏が谷崎文学にとても親しんでおられることが伝わってくるギャラリートークでした。
会場には着物姿のお客様も多く、とても華やかなひとときとなりました。
ご好評をいただいております「谷崎潤一郎文学の着物を見る」は12月2日(日)まで開催しております。
また、本展覧会では山手館の一部を展示替えいたします。
10月16日(火)以降は、新春のよそおいとなった「細雪」幸子、雪子、妙子の着こなしをお楽しみください。
皆様のご来館をお待ちしております。
(K)
「サム・フランシスの世界」講演会
まさしく盛夏、連日厳しい暑さが続いております。
本日は先月7月28日(土)より開催しております
「サム・フランシスの色彩 夏のアサヒビール大山崎山荘美術館コレクション」の関連イベントとしましてセゾン現代美術館名誉館長の難波英夫氏にご講演をいただきました。
生前のサム・フランシスの貴重なお写真をたくさんお持ちいただき、各界のビッグネームと濃密な人脈網の中から生まれる人生と芸術についてお話をいただきました。
サム・フランシスが好きな画家のひとりにモネを上げていたことに触れられ、
クロード・モネとサム・フランシスの二人のペインティング方法が
「絵を描く」のではなく、体全部を使ってアクションとして「絵を作っていく」という、
深い視点での絵の成り立ちの共通点についても重要な示唆をいただきました。
本展覧会では地中館にてモネとサム・フランシスの作品を同じ展示室でご覧いただけます。
色彩だけでなく、描画方法についても着目して比較すると新しい発見があるかもしれません。
ご好評をいただいています「サム・フランシスの色彩 夏のアサヒビール大山崎山荘美術館コレクション」は9月2日(日)まで開催しております。
皆様のご来館をお待ちしております!
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