イベント&ワークショップ
「谷崎潤一郎文学の着物を見る」スペシャルギャラリートーク
朝夕はめっきり涼しくなり、秋の深まりを感じる季節となりました。
本日は「谷崎潤一郎文学の着物を見る」の関連イベントとしまして、本展出品作品の監修をされた大野らふ氏にスペシャルギャラリートークをしていただきました。
谷崎潤一郎作品のヒロインたち、またモデルとなった谷崎夫人らのよそおいを再現した展示を前にしながら、お話いただきました。
谷崎自身が物語の中で登場人物たちの着物の好みについて細かく綴っていることに触れられ、これをヒントに今回展示されている着物を揃えたものもあるとのこと。また、小説の端々に表れるヒロインたちの個性から、「この人だったらこのように着こなすだろう」と、想像力も働かせたということです。
大野氏が谷崎文学にとても親しんでおられることが伝わってくるギャラリートークでした。
会場には着物姿のお客様も多く、とても華やかなひとときとなりました。
ご好評をいただいております「谷崎潤一郎文学の着物を見る」は12月2日(日)まで開催しております。
また、本展覧会では山手館の一部を展示替えいたします。
10月16日(火)以降は、新春のよそおいとなった「細雪」幸子、雪子、妙子の着こなしをお楽しみください。
皆様のご来館をお待ちしております。
(K)