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季節の庭園

絵の花と庭の花3: 睡蓮開花宣言

季節の庭園 展覧会

絵の花と庭の花2

季節の庭園

絵の花と庭の花

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絵の花と庭の花3: 睡蓮開花宣言

今朝、本館のガラス張りの通路を歩いていたら・・・IMG_0925.JPGあれ?通常、屋内では写真撮影できません)IMG_0929.JPG

睡蓮が咲いているではありませんか。危険ですので、池には出ないでくださいね)
昨年のブログ記事を見返すと、5月10日に開花宣言をしていました。
http://www.asahibeer-oyamazaki.com/blog/2016/05/post-32141.html
もうそんな時期だとは・・・。

ただいま、地中館では常設展でクロード・モネ《睡蓮》を展示しています。絵の花と庭の花の競演をお楽しみください。monet.jpg(A)

展覧会

絵の花と庭の花2

以前のブログで、庭園の花が展示作品に描かれた花とシンクロすることがある、と書きました。
http://www.asahibeer-oyamazaki.com/blog/2017/05/post-34267.html
今回はその中で「蘭」をご紹介します。

かつて、大山崎山荘は蘭栽培のメッカとして名をはせた場所でした。開催中の「漱石と京都」展では、オーナーであった加賀正太郎が心血を注いで育てた蘭を図譜にした『蘭花譜』をたくさん展示しています。ran.jpg

こちらは「no.12 ブラッソカトレヤ・マダム チャールズ マロン'オオヤマザキ'」です。なんと木版画なんですよ。
他にも、カトレヤ、シンビディウム、パフィオペディルムと多彩な蘭が目白押しですので、お気に入りの一点を見つけるのも楽しいかもしれません。

そして、ただいま見ごろのお庭の蘭はこちら。IMG_0921.JPGこちらは、日本人にも身近な「紫蘭」です。残念ながら『蘭花譜』には登場しませんが、立派な蘭です。IMG_0920.JPG

チャームポイントは何と言っても、リップ(花の中央部分)でしょう。まるで、ブラウスのフリル飾りのようで可愛らしいのです。

少しわかりにくい場所に咲いていますので、お庭を探検がてら探してみてくださいね。

(A)

季節の庭園

絵の花と庭の花

当館は、夏にモネの《睡蓮》と庭園の睡蓮との競演を見られることで知られていますが、実はそれ以外にも絵と庭がシンクロすることが、たまにあります。
現在の展示についていえば、5月5日時点、思いつくだけでも3つの花がリンクしています。

そのひとつがこちら。IMG_0769.JPG・・・?
部分拡大では何が何やらさっぱりわかりません。IMG_0765.JPG

全体像です。画家後期の作品でだいぶ抽象化が進んでいるため、引きで見てもわかりにくいのですが、こちらはクロード・モネ《アイリス》1914-17年です。ジヴェルニーにあるモネ自邸の庭の睡蓮池の傍らに咲いていた、アイリスが描かれています。今回は常設展示としてお目見えしています。

そして、大山崎山荘のアイリスはこちら ↓IMG_0760.JPG

庭園のレアキャラのひとりです。ぜひ見つけてみてください。アイリスの花の香りは香水に使われていることも多いですね。ただ、悲しいかな、アイリスが咲いているのは立ち入りができない区域なのです。

そこに救いの手が!IMG_0756.JPG

本館前のつくばいに、こんな風流なものがありました。ぜひ、近づいて胸いっぱい香りをすいこんでみてください。つくばいの花はあったりなかったり、内容が変わったりもしますので、今だけのお楽しみです。

(A)