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スタッフブログ

季節の庭園

絵の花と庭の花

季節の庭園

黄緑色の光

季節の庭園

4/20 本日の桜と庭園

季節の庭園

絵の花と庭の花

当館は、夏にモネの《睡蓮》と庭園の睡蓮との競演を見られることで知られていますが、実はそれ以外にも絵と庭がシンクロすることが、たまにあります。
現在の展示についていえば、5月5日時点、思いつくだけでも3つの花がリンクしています。

そのひとつがこちら。IMG_0769.JPG・・・?
部分拡大では何が何やらさっぱりわかりません。IMG_0765.JPG

全体像です。画家後期の作品でだいぶ抽象化が進んでいるため、引きで見てもわかりにくいのですが、こちらはクロード・モネ《アイリス》1914-17年です。ジヴェルニーにあるモネ自邸の庭の睡蓮池の傍らに咲いていた、アイリスが描かれています。今回は常設展示としてお目見えしています。

そして、大山崎山荘のアイリスはこちら ↓IMG_0760.JPG

庭園のレアキャラのひとりです。ぜひ見つけてみてください。アイリスの花の香りは香水に使われていることも多いですね。ただ、悲しいかな、アイリスが咲いているのは立ち入りができない区域なのです。

そこに救いの手が!IMG_0756.JPG

本館前のつくばいに、こんな風流なものがありました。ぜひ、近づいて胸いっぱい香りをすいこんでみてください。つくばいの花はあったりなかったり、内容が変わったりもしますので、今だけのお楽しみです。

(A)

季節の庭園

黄緑色の光

桜や紅葉の美しさは言うまでもないことですが、実は隠れた人気を誇るのが新緑の季節です。
なにがいいって、光の色が違うんです。
薄いライトグリーンのヴェールを透過した太陽光が、庭園だけでなく、建物の隅々にまで行きわたって、美術館全体がぱあ~っと黄緑色に染まるんです。本当ですよ。

IMG_0605.JPG

まだ柔らかい若葉から光が透けて見えるのがわかりますか?
睡蓮池のほとりにある藤棚は、ジヴェルニーのモネの庭を思わせます。
花はあっという間に終わってしまうので、見られるチャンスは今だけです。

さて、ここから屋内の光を見てみましょう(! 館内は写真撮影できません)。

IMG_0572.JPG同じく睡蓮池のほとりには、安藤忠雄設計による地中館があります。
鏡のようになめらかな打ちっ放しのコンクリートが、黄緑色を映し出していますね。
時間帯によっては、天井のコンクリートに水面がゆらゆら映って、まるで水の中を歩いているような錯覚におそわれます。

IMG_0576.JPG本館のサンルームのレースカーテンの向こう側には、楓が広がっています。
朝の清々しい光は格別ですよ。

IMG_0592.JPG黄緑色の光は、屋内にも深く差し込んできて、黒い木材に映り込みます。
春は、お部屋の中にもやってくるんですね。

IMG_0599.JPGガラスや・・・

IMG_0586.JPG

池の水にも容赦なく黄緑は入り込んできます。
もっと撮影が上手ければよかったのですが・・・。本物の美しさはこんなものではありません。

日々の喧騒を離れて「自分も黄緑色に染まりたい!」という方はぜひ当館へ。
ただし、鳥たちのテンションが非常に高い時期ですので、少々うるさいかもしれません。

(A)

季節の庭園

4/20 本日の桜と庭園

染井吉野は散ってしまいましたが、桜のシーズンはまだまだ続いています。IMG_0501.JPGIMG_0505.JPG泡立つような満開の紅しだれです。

IMG_0509.JPG御衣黄もだいぶ咲きそろいました。IMG_0516.JPGいつも間にやら、ぼたん桜も見ごろを迎えていました。

IMG_0500.JPG八重咲きの山吹です。

IMG_0507.JPG一重もいます。

IMG_0497.JPG鈴なりに咲くドウダンツツジです。

IMG_0494.JPGレアキャラ、ライラックは意外な場所にいます。

IMG_0492.JPG

ライラックの近くには、花梨もいます。
昨年、一昨年と2年連続で果実が豊作でした。
今年はどうでしょう?

宝探し気分でいろんな花を探してみてくださいね。

(A)