スタッフブログ
アサヒグループ大山崎山荘美術館のスタッフが交代で山荘の日々を綴るブログです。展覧会に関する内容や山荘のこと、四季の庭園についてなど、美術館のさまざまな情報をスタッフがご紹介します。イベントの最新情報もこちらでチェックしてください。
7月より、オルゴールの演奏を再開しています
美術館本館の2階にはどっしりとしたアンティークのオルゴールが設置されています。
ポリフォンムジクヴェルケ社製のMIKADOというディスクオルゴールで、1895年頃にドイツで作られたものです。
正面のガラスには月桂樹の輪をかざす、女神の姿。その奥に大きなディスクが入っています。
開館日には毎日、時間を決めて演奏しています。
演奏時間は11時~、12時~、13時~、14時~、15時~、16時~。
ディスクが一周し、約2分の曲が流れます。
曲は、毎月変わります。
今月は「コルネヴィーユの鐘」を演奏します。漁師と、ある美女のラブストーリーが描かれたフランスの歌劇曲です。
なにぶん、歴史のあるオルゴールですので、その日の調子によって演奏できない場合もありますが、どうかご容赦ください。
感染症防止のため、「密」にならないよう、ご配慮をいただきながらにはなりますが、本館に響き渡る、豊かで力強い音色に耳を傾けていただければ幸いです。
(IK)
河井寬次郎展開催中!
本日は七夕ですね。あいにくの空模様で残念です。
ちなみに、本日7月7日は「カルピスの日」でもあります。暑い夏にはカルピスですね!
さて、当館は6月19日(金)より再開館し、展覧会「生誕130年河井寬次郎展 ―山本爲三郎コレクションより」を開催しております。
当初の予定より会期を延長し、2021年3月7日(日)まで開催いたします。
本展は河井寬次郎の生誕130年を記念し、当館の所蔵品の軸である山本爲三郎コレクションを中心に、河井の作品約110点を公開しております。
アサヒビール初代社長である山本爲三郎は、民藝運動を黎明期から篤く支援した人物で、河井寬次郎と生涯にわたり親交をもちました。山本コレクションには、河井がまだデビューして間もないころの作品も含まれ、大正期からの関わりがうかがえます。
本展にてご紹介する河井作品には、山本家の食卓で実際に使用されていた組物のうつわが多く含まれています。「用の美」という民藝の掲げた思想のとおり、日々の生活のなかで、本来の役割を果たしながら愛用されたうつわの数々をご覧いただけます。
今後もブログにて、展覧会にまつわるあれこれをご紹介していきますのでどうぞお楽しみに!
(M)
本館の池で睡蓮が咲きました!
今朝は、本館の池で睡蓮が咲きました。
美術館には、睡蓮の咲く池が三か所あります。
本館にある池と、庭園の池、そして地中館横の池があり、庭園の池には5月末頃からたくさんの睡蓮が咲き始めていましたが(ブログ5月26日参照)、本館の池の睡蓮は、今年はなかなか咲かず...職員一同まだかまだかと待ちわびていましたが、今朝、咲いている睡蓮を見ることができました!
展示室1のガラス扉を開けてテラスから見ると、写真のようにまだ1輪ではありますが、白く美しい睡蓮をご覧いただくことができます。
今日の庭園の池の写真はこちら。
たくさんの睡蓮が咲いています!
池沿いに、紫色のキキョウの花も咲いていました。
ハンゲショウやアジサイも、もう少し楽しめそうです。
睡蓮の花は朝開き、夕方には閉じます。
早い花は15時ごろから閉じはじめますので、満開の睡蓮を楽しむには、午前中の散策がおすすめです!
今年の睡蓮は例年に比べて遅い開花ですが、新型コロナウイルス感染症拡大防止の休館が明けた、ちょうどこれからが見ごろになってきそうです。
地中館に展示されている、モネの【睡蓮】の作品と合わせて、モネを魅了した実際の睡蓮の花の美しさもお楽しみいただければ幸いです。
(IK)