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スタッフブログ

アサヒグループ大山崎山荘美術館のスタッフが交代で山荘の日々を綴るブログです。展覧会に関する内容や山荘のこと、四季の庭園についてなど、美術館のさまざまな情報をスタッフがご紹介します。イベントの最新情報もこちらでチェックしてください。

展覧会

展示替えを行いました

季節の庭園

きょうの庭園情報

展覧会

展示替えを行いました

現在、企画展「つながる民藝 縁ぐるり ―山本爲三郎コレクションより」を開催中です。

昨日「夢の箱」(山手館)に展示中の作品(1点)の、入れ替え作業を行いました。

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展示作品リストはこちら

企画展「つながる民藝 縁ぐるり ―山本爲三郎コレクションより」は、7月6日(日)まで開催中です。
庭園のスイレンも見頃を迎えております。

みなさまのお越しをお待ちしております。


(TH)

季節の庭園

きょうの庭園情報

5月も半ばを過ぎ、スイレンが日々、きれいに咲いています。

山荘入口脇の池では、真っ白なスイレンがお客さまをお迎えしています。

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地中館の脇の池には、大きなピンク色のスイレンが咲いています。

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スイレンを横目に見ながら階段を降りると、クロード・モネの《睡蓮》が待っています。

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スイレンの花と絵画、両方を楽しめる絶好の季節です。

スイレンは朝一番に咲く花ですので、早めのお時間がおすすめです。


皆さまのお越しをお待ちしております。

館長

展覧会

つながる民藝 縁ぐるり ―山本爲三郎コレクションより ご紹介その2

現在、企画展「つながる民藝 縁ぐるり ―山本爲三郎コレクションより」を開催中です。
本日は模様を追究した作家、富本憲吉と芹沢銈介についてご紹介します。

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バーナード・リーチと「さながら仲の良い兄弟のよう」な関係だった富本は、「模様から模様を作らず」を信念に、写生にもとづく模様を生み出しました。植物や風景を何度も写生することで、形態は洗練されていきます。

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富本憲吉《白磁染付蝋抜ホップ文鉢》

富本が作品にあらわした模様は、型などを用いず自身の手で直接描きました。この作品はビール事業を手がけていた山本爲三郎のために作られたもので、内側だけでなく外側にもホップが描かれています。

一方、染色の分野では、芹沢が従来の枠組みにとらわれない作品を制作しました。柳宗悦らとの交流を機に民藝運動に参画した芹沢は、琉球の紅型(びんがた)に魅了され、独自の「型絵染(かたえぞめ)」を生みだします。芹沢の見いだした模様には、文字、植物、人物、風景などさまざまなものがありました。

現在展示中の《益子窯出し》では、栃木県益子にある濱田窯を訪れたリーチが窯出しをしているようすがいきいきとあらわされています。

企画展「つながる民藝 縁ぐるり ―山本爲三郎コレクションより」は、7月6日(日)まで開催中です。
みなさまのお越しをお待ちしております。


(TH)