スタッフブログ
アサヒグループ大山崎山荘美術館のスタッフが交代で山荘の日々を綴るブログです。展覧会に関する内容や山荘のこと、四季の庭園についてなど、美術館のさまざまな情報をスタッフがご紹介します。イベントの最新情報もこちらでチェックしてください。
受贈記念:没後10年 舩木倭帆展 ご紹介その6
現在「受贈記念:没後10年 舩木倭帆展」を開催中ですが、本日は本館2階喫茶室に展示している作品をご紹介します。喫茶室内には2つの展示ケースがあります。
喫茶室をご利用でないお客様もご覧いただけますので、お気軽にお入りください。《イギリス スリップウェア鳥文鉢》 1769年
スリップウェアとは、器の素地をクリーム状の化粧土(スリップ)で装飾して焼成した器(ウェア)のことです。スリップウェアには日用品として使用する雑器もありますが、こちらの鉢には「1769」という年号が施されており、飾り皿もしくは特別なイベントの記念品などとしてつくられたものと考えられています。
本作は、昭和初期に柳宗悦や濱田庄司らが渡英した際に蒐集したもので、鮮やかな黄色が目をひきます。遊び心のある鳥の絵が、当時の日本人の目には新鮮に映ったのではないでしょうか。
この作品をもとにしたオリジナル商品が、ミュージアムショップに並んでいます。
株式会社Eastのご協力のもと、商品化が実現しました。Tシャツや缶バッジなどがあります。お手にとっていただければ素材の良さがわかっていただける商品ばかりで、美術館スタッフも愛用しています☆
作品とあわせてミュージアムショップにもぜひお立ち寄りください。
企画展「受贈記念:没後10年 舩木倭帆展」は、12月3日(日)まで開催中です。
みなさまのお越しをお待ちしております。
(TH)
ミュージアムショップ・グッズのご紹介 ①民藝グッズ
当館は2023年7月に館名が変わり、ミュージアムショップも大幅にリニューアルしました。グッズや売り場も印象が変わったことに、お気づきいただきましたでしょうか?
改めまして、リニューアルオープンしたミュージアムショップと、ここでしか買えない当館オリジナルのグッズを、不定期とはなりますが3回に分けてご紹介したいと思います。
今回のリニューアルはグッズ全般だけでなく、空間デザインも含めて株式会社Eastさんにご協力をいただきました。東京都美術館で開催されたマティス展の特設ショップや、話題をさらった曜変天目の原寸大ぬいぐるみを手がけられた会社です。
East公式サイトはこちら
空間はすっきりと、什器もシンプルに。明るく、お客様に見て回っていただきやすい導線になりました。さらに建物の美しさや意匠が引き立ちます。
当館の見どころは、年に3~4回開催する企画展とあわせて
・アサヒグループホールディングス株式会社初代社長・山本爲三郎の収集した民藝ゆかりの作品
・西洋近代絵画の名品たちと、モネの代表作《睡蓮》
・大正から昭和にかけて建てられた大山崎山荘の建築
などが挙げられます。
今回は「民藝ゆかりの作品」をモチーフにしたグッズをご紹介します。
●ポストカード民藝
新しい什器に民藝作品をあしらった16種類のポストカードが並びます。
うすい黄茶色の紙は紙藁などを原料にしており、
手に取ると素朴なあたたかみのある質感に心を奪われます。
そこに活版印刷で刷られた文字には、わずかな凹凸が。
触り心地もお楽しみいただけるポストカードです。●マグネット民藝
8種類のマグネットはそれぞれの作品のシルエットとやきものの立体感が楽しめます。●キーホルダー民藝
こちらは4種類。店頭で手に取って、裏側もご覧いただきたい商品です。
キーホルダーとマグネットのコーティングは、高級車にも使用されているものだとか。日焼けや退色がしにくく、長く愛用していただけます。
●バッジ
こちらは4種類の古陶磁をモチーフにしたバッジです。表面はなんと布。マットな質感で古陶磁の風合いを再現しています。
●ボールペン
バイカラーのペンはお好みの配色をお選びください。●Tシャツ
「The Unknown Craftsman」(無名の工人)が作った、親しみのあるデザインの古陶磁をモチーフにしたTシャツです。
スリップウェアの線を活かしたデザインと、丸皿が並ぶデザインの2種をご用意しました。ベースになるTシャツのこげ茶色と黄色は、それぞれの陶器に合わせたこだわりの色で染められています。やわらかな質感で着心地も良く、こちらも長くご愛用いただけます。サイズはSとXL、ジャストサイズで着ても良し、オーバーサイズで着ても素敵です。
どなたかに、だけではなく自分へのお土産にも。グッズを通して大山崎山荘で見た作品の記憶を思いだしていただければ幸いです。
ご来館の際には、どうぞミュージアムショップへお立ち寄りください。
(IK)
きょうの庭園情報 2023年10月20日
10月も後半に入り、庭園の木々も少しずつ色づき始めましたので、今年も日々変化する紅葉の状況をお伝えします。
芝生広場から見上げると、少し色が変わりはじめた木も。今年は地中館沿いの木から紅葉が始まっています。
正面入り口付近も、青々としていた葉の緑が薄れてきました。
本館入り口横では、金木犀が満開です!
現在開催中の舩木倭帆展の作品とともに、
秋の始まりの、清々しい1日を美術館でお過ごしください。
舩木倭帆展 詳細はこちらから
(IK)