スタッフブログ
アサヒグループ大山崎山荘美術館のスタッフが交代で山荘の日々を綴るブログです。展覧会に関する内容や山荘のこと、四季の庭園についてなど、美術館のさまざまな情報をスタッフがご紹介します。イベントの最新情報もこちらでチェックしてください。
企画展「受贈記念:没後10年 舩木倭帆展」2万人のお客様
現在開催中の企画展「受贈記念:没後10年 舩木倭帆展」は、
本日2万人目のお客様をお迎えしました。
滋賀からお越しのご家族です。
本日初めて当館にお越しくださったというお母様とお嬢様。
普段から美術館に行くことがお好きだそうですが、
当館の庭園や紅葉の美しさに驚いていらっしゃいました。
舩木倭帆展と共に、秋ならではの庭園の景色を楽しんでいただきたいと思います。
たくさんの方々にご来館いただき、心より感謝いたします。
企画展「受贈記念:没後10年 舩木倭帆展」は、12月3日(日)まで。
会期も残すこところあと僅かとなりました。
庭園の紅葉とともに舩木倭帆のガラスの世界をお楽しみください。
皆様のご来館を心よりお待ちしております。
(OT)
受贈記念:没後10年 舩木倭帆展 ご紹介その7
現在「受贈記念 没後10年 舩木倭帆展」を開催中ですが、本日は地中の宝石箱(地中館)の展示作品をご紹介します。
この展示室では、モネの「睡蓮」をはじめ、西洋絵画がご覧いただけます。
アルベール・マルケ《アルジェの港》 (1940年)
アルベール・マルケはフランスのボルドー出身の画家で、10代の頃通っていた国立装飾美術学校でアンリ・マティスと出会います。その後マティスとともにエコール・デ・ボザール(国立美術学校)に移り、ギュスターヴ・モローから指導を受けました。
マルケはフォーヴィスム(野獣派)の活動に参加していましたが、彼らのような派手な色彩や力強い描写とは異なり、穏やかで優しい筆致で描かれた作品が多いです。
この《アルジェの港》も、薄い青色を基調とした落ちついた色彩で描かれており、アルジェリアを旅したマルケが海沿いの小高い場所から海を眺め、時のうつろいを感じながら筆を動かしていたようすが想像できます。
庭園の木々の紅葉を楽しんだあとは、展示室で絵画を眺めながらゆったりした時間をお過ごしください。
企画展「受贈記念:没後10年 舩木倭帆展」は、12月3日(日)まで開催中です。
みなさまのお越しをお待ちしております。
(TH)
きょうの庭園情報
先週末から急に気温が下がり、美術館では館内に暖房が入ったり…と冬支度が始まりましたが、今朝の開館時の気温は12度。最高気温は16度まで上がるようですので、少し暖かい一日になりそうです。
今朝の庭園の様子をお伝えします。
芝生広場の紅葉の進み具合は、5~6割程度でしょうか。
真っ赤になるのが楽しみですね。
本館2階喫茶室からは、テラスを取り囲むような斑紅葉と対岸の男山の風景が楽しめます。
天王山側テラスでは、赤くなっている紅葉を見つけることができます。
紅葉のほかにも、庭園ではチャノキの花が満開になりました。ツワブキも花が開き始め、もうすぐ見ごろを迎えます。
展覧会「受贈記念 没後10年 舩木倭帆展」と合わせて、庭園散策もお楽しみください。
(IK)