喫茶室&ショップ
展覧会
受贈記念:没後10年 舩木倭帆展 ご紹介その6
現在「受贈記念:没後10年 舩木倭帆展」を開催中ですが、本日は本館2階喫茶室に展示している作品をご紹介します。喫茶室内には2つの展示ケースがあります。
喫茶室をご利用でないお客様もご覧いただけますので、お気軽にお入りください。《イギリス スリップウェア鳥文鉢》 1769年
スリップウェアとは、器の素地をクリーム状の化粧土(スリップ)で装飾して焼成した器(ウェア)のことです。スリップウェアには日用品として使用する雑器もありますが、こちらの鉢には「1769」という年号が施されており、飾り皿もしくは特別なイベントの記念品などとしてつくられたものと考えられています。
本作は、昭和初期に柳宗悦や濱田庄司らが渡英した際に蒐集したもので、鮮やかな黄色が目をひきます。遊び心のある鳥の絵が、当時の日本人の目には新鮮に映ったのではないでしょうか。
この作品をもとにしたオリジナル商品が、ミュージアムショップに並んでいます。
株式会社Eastのご協力のもと、商品化が実現しました。Tシャツや缶バッジなどがあります。お手にとっていただければ素材の良さがわかっていただける商品ばかりで、美術館スタッフも愛用しています☆
作品とあわせてミュージアムショップにもぜひお立ち寄りください。
企画展「受贈記念:没後10年 舩木倭帆展」は、12月3日(日)まで開催中です。
みなさまのお越しをお待ちしております。
(TH)