スタッフブログ
アサヒグループ大山崎山荘美術館のスタッフが交代で山荘の日々を綴るブログです。展覧会に関する内容や山荘のこと、四季の庭園についてなど、美術館のさまざまな情報をスタッフがご紹介します。イベントの最新情報もこちらでチェックしてください。
展示替えによる臨時休館について
毎日ひどい暑さですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
現在、当館では7月16日(月・祝)まで「ウィリアム・モリス -デザインの軌跡」を開催いたしております。
ウィリアム・モリス展が閉幕いたしましたら、次回展「サム・フランシスの色彩 -夏のアサヒビール大山崎山荘美術館コレクション」の展示替えのため、下記の期間は臨時休館いたします。
2018年7月17日(火)- 2018年7月27日(金)
この間は、庭園もご覧いただけませんのであらかじめご了承ください。 (Y)
講演会「サム・フランシスの世界」参加者募集中
本日は7月28日(土)より開催する次回展「サム・フランシスの色彩 ―夏のアサヒビール大山崎山荘美術館コレクション」で開催します講演会についてご紹介します。
サム・フランシス(1923-1994)は、アメリカの抽象絵画の巨匠で、色彩のほとばしる作品で知られます。1957年の初来日以降、たびたび日本を訪れたサム・フランシスは、日本の伝統・文化を吸収しながら、美術関係者のみならず詩人・音楽家ともひろく交友を持ち、美術・文化界に多大な影響を残しました。
「サム・フランシスの色彩 ―夏のアサヒビール大山崎山荘美術館コレクション」展では8月5日(日)に、セゾン現代美術館名誉館長である難波英夫氏をお招きし、講演会「サム・フランシスの世界」を企画しております。
現代美術の現場に長年携わり、生前のサム・フランシスと親しい間柄だった難波氏から、サムの現代美術における位置や、作品の特質、日本での人的交流など、身近な関係だからこそうかがえる深い内容をご講話いただく予定です。
講演会「サム・フランシスの世界」
日程 :2018年8月5日(日) 14:00~15:30
会場 :当館展示室2
参加費 :無料、ただし美術館入館料は別途必要
定員 :50名、要申込(先着順)
参加受付:返信可能なFAXまたは往復はがきで
(1) 参加者全員分の氏名
以下、代表者のみ
(2) 住所 (3) 電話番号 (4) FAX番号
をご記入の上「イベント係」まで
FAX:075-957-3126
*申し込みは1回につき2名様まで
*対象は中学生以上
*往復はがきの場合は、7月29日必着
*電話・メールでの受け付けはいたしません
*定員に達し次第、当館ウェブサイトでおしらせいたします
サム・フランシスにご関心のある方はもちろん、現代美術の流れの一筋をたどれる貴重な機会となりますので、ご興味のある皆様はぜひご参加ください!
( U )
ウィリアム・モリス展は7/16日(月・祝)まで
西日本を中心とする豪雨災害により大きな被害を受けられた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
当館は5日より8日まで臨時休館をしましたが、本日より通常通り開館しております。
ご好評をいただいています「ウィリアム・モリス ―デザインの軌跡」展は、晴れ間に会期終盤を迎え、多くのお問い合わせをいただいております。
本館の2階では、本企画展と並行しまして民藝作品を常設展示しております。
近代デザインの父と呼ばれたモリスの活動は、世界的なうねりとなって、約50年後、日本にも民藝運動として伝播しました。
日本での民藝運動をけん引した柳宗悦(1889-1961)も、モリスの活動に理解を示し、柳と志を同じくした河井寬次郎(1890-1966)、濱田庄司(1894-1978)らは、生活に根付く手仕事の美を作品によって示し続けました。
国や作風は異なっても、日々を彩りよりよい生活を目指した幅広い活動を、山荘の静かな雰囲気の中、企画展示と常設展示にてご覧いただけます。
「ウィリアム・モリス ―デザインの軌跡」展は7月16日(月・祝)まで開催いたします。
皆様お誘いあわせの上、ぜひご来館ください!
( U )