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スタッフブログ

アサヒグループ大山崎山荘美術館のスタッフが交代で山荘の日々を綴るブログです。展覧会に関する内容や山荘のこと、四季の庭園についてなど、美術館のさまざまな情報をスタッフがご紹介します。イベントの最新情報もこちらでチェックしてください。

喫茶室&ショップ

ジョアン・ミロ展 オリジナルスイーツのご紹介

展覧会

ジョアン・ミロの彫刻展 ご紹介その1

季節の庭園

タイサンボクとキキョウが開花しました

喫茶室&ショップ

ジョアン・ミロ展 オリジナルスイーツのご紹介

本日は「ジョアン・ミロの彫刻 ―夏のアサヒビール大山崎山荘美術館コレクション」展会期中に、当館喫茶室にてお楽しみいただける特別メニューをご紹介いたします。

本展覧会では、世界的に絵画の巨匠として知られるジョアン・ミロの手がけた彫刻作品を展示しております。ミロの遊び心があふれる作品をご紹介する、展覧会期間限定のオリジナルスイーツとして、ミロが活躍したスペイン、パリをイメージした、リーガロイヤルホテル京都さん考案の2種類の「赤のケーキ」「青のゼリー」をご用意いたしました。

【赤のケーキ】redcake_20190505.jpg

バルセロナ出身のミロにちなみ、スペインらしい情熱の赤を基調としたケーキです。

上層はあざやかなブラッドオレンジとバラのジャムで、トマトパウダーとブラックココアを使用した2種類のスポンジケーキをオレンジのクリームでサンドしました。

【青のゼリー】190718_ao.jpg

フランス・パリで活躍したミロにちなみ、フランス生まれのサヴァランをイメージしたケーキと組み合わせた、青色のゼリーです。サヴァランは、パンの一種であるブリオッシュにシロップや洋酒を染みこませたフランス伝統のお菓子です。オレンジシロップをかけた、苺のサヴァラン風ケーキ&ブルーキュラソーのゼリーに、ピスタチオ味のビスキュイチョコマカロンを添えました。

展覧会をご覧になったあとは、ぜひミロにちなんだスイーツでティータイムをお過ごしください。

また、同じく期間限定メニューとして、ミロの出身地・スペインの伝統的なぶどう品種「テンブラニーニョ種」を100%使用したロゼワイン「VINA ALBALI(ヴィニャ・アルバリ)」と、スペイン産乾燥黒トリュフを使用した「TORRES(トーレス)」の黒トリュフポテトチップスをご用意しております。

190718_WINE&TORRES.PNG

いちごやチェリーのフレッシュな果実味が印象的なロゼワインと、塩味の中に黒トリュフの芳醇な香りが漂うポテトチップスです。この組み合わせ、よく合います!こちらもどうぞお楽しみください。

当館へお越しの際は、ぜひ喫茶室にもお立ち寄りくださいませ。

皆さまのご来館をお待ちしております。


(M)

展覧会

ジョアン・ミロの彫刻展 ご紹介その1

本日は、ご好評いただいております「ジョアン・ミロの彫刻 ―夏のアサヒビール大山崎山荘コレクション」展をより楽しんでいただくために、ミロの彫刻にまつわるお話をご紹介いたします。

20世紀を代表する巨匠として世界的に名を馳せるミロですが、絵画ばかりでなく、彫刻作品も手掛けています。その作品は遊び心に溢れたミロらしいものばかりです。

ミロの彫刻がまとまって展示される展覧会は数少なく、本展覧会は大変貴重な機会となっております。なお、当館所蔵の彫刻作品を一挙に14点公開するのは今回が初めてです!190713_miro.JPG

ミロは彫刻を木や石、合成樹脂などさまざまな材料を用いて制作をしていますが、なかでも圧倒的に多く扱ったのがブロンズです。バルセロナやパリをはじめとする複数の鋳造所にて「ロストワックス鋳造」という技法を用いて制作しました。ロストワックス鋳造は古くから東西を問わず用いられた鋳造方法です。

作品の仕上げ方は鋳造所によって全く異なり、ミロは制作にあたって鋳造所ごとの個性の違いを使い分けていました。本展覧会では、ミロのブロンズ彫刻が制作された鋳造所を特定し、ブロンズにほどこされた着色の再現を試みています。ミロ作品に用いられた3つの異なる着色方法を、試行錯誤のうえ再現することが叶いました。こちらは展示室1にてご紹介しておりますので必見です!

なお、明後日7月15日の海の日はICOM京都大会を記念しまして、ご来館の皆さまにポストカードを進呈いたします!どんなポストカードかは当日のお楽しみに!

皆さまのご来館お待ちしております。

(M)

季節の庭園

タイサンボクとキキョウが開花しました

梅雨空の日々が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。明日は七夕です。きれいな夜空が見られると良いですね。

さて、当館の庭園では夏もさまざまな花でにぎわいます。本日はタイサンボクと桔梗をご紹介いたします。

タイサンボクはレストハウス付近から庭園の入り口へ入ってすぐに位置する高木です。濃緑の葉が茂るなかに、もくもくと白い花が見えます。モクレン科のなかで最も開花時期の遅いタイサンボクですが、今年は木のてっぺんのあたりに花をつけました。

190706_taisanboku2.JPG

下から見上げているだけだとわかりにくいのですが、実は花径が20センチほどもあります。さらに大きいものだと50センチ~60センチにもなるとか。

手に届く位置に咲いていたら手水鉢に生けることもできたのですが、今年はかなり高いところに花をつけたので難しく...。来年に期待です!

190706_taisanboku.JPG

ズームして撮ってみると、虫が蜜を吸っているところでした。花の香りに誘われてやってきたようです。

地中館前の池のほとりには青紫のキキョウが開花しました。

アジサイやハンゲショウのそばですらっと姿を見せ、凛とした美しさが漂っています。

190706_kikyou.JPG

つぼみも膨らみ、色づき始めていますので、しばらく見ごろが続きそうです。

当館へお越しの際にはぜひ庭園も散策してみてくださいね。

皆さまのご来館をお待ちしております。

(M)