スタッフブログ

喫茶室&ショップ 展覧会

受贈記念:没後10年 舩木倭帆展 ご紹介その6

展覧会

受贈記念:没後10年 舩木倭帆展 ご紹介その7

現在「受贈記念 没後10年 舩木倭帆展」を開催中ですが、本日は地中の宝石箱(地中館)の展示作品をご紹介します。

この展示室では、モネの「睡蓮」をはじめ、西洋絵画がご覧いただけます。

DSC07207.JPG

アルベール・マルケ《アルジェの港》 (1940年)


アルベール・マルケはフランスのボルドー出身の画家で、10代の頃通っていた国立装飾美術学校でアンリ・マティスと出会います。その後マティスとともにエコール・デ・ボザール(国立美術学校)に移り、ギュスターヴ・モローから指導を受けました。
マルケはフォーヴィスム(野獣派)の活動に参加していましたが、彼らのような派手な色彩や力強い描写とは異なり、穏やかで優しい筆致で描かれた作品が多いです。

この《アルジェの港》も、薄い青色を基調とした落ちついた色彩で描かれており、アルジェリアを旅したマルケが海沿いの小高い場所から海を眺め、時のうつろいを感じながら筆を動かしていたようすが想像できます。

庭園の木々の紅葉を楽しんだあとは、展示室で絵画を眺めながらゆったりした時間をお過ごしください。


企画展「受贈記念:没後10年 舩木倭帆展」は、12月3日(日)まで開催中です。
みなさまのお越しをお待ちしております。


(TH)

展覧会

受贈記念:没後10年 舩木倭帆展 ご紹介その6

現在「受贈記念:没後10年 舩木倭帆展」を開催中ですが、本日は本館2階喫茶室に展示している作品をご紹介します。

DSC06890.JPG喫茶室内には2つの展示ケースがあります。
喫茶室をご利用でないお客様もご覧いただけますので、お気軽にお入りください。

DSC06894-2.jpg《イギリス スリップウェア鳥文鉢》 1769年

スリップウェアとは、器の素地をクリーム状の化粧土(スリップ)で装飾して焼成した器(ウェア)のことです。スリップウェアには日用品として使用する雑器もありますが、こちらの鉢には「1769」という年号が施されており、飾り皿もしくは特別なイベントの記念品などとしてつくられたものと考えられています。

本作は、昭和初期に柳宗悦や濱田庄司らが渡英した際に蒐集したもので、鮮やかな黄色が目をひきます。遊び心のある鳥の絵が、当時の日本人の目には新鮮に映ったのではないでしょうか。

この作品をもとにしたオリジナル商品が、ミュージアムショップに並んでいます。
株式会社Eastのご協力のもと、商品化が実現しました。

DSC07571.JPGTシャツや缶バッジなどがあります。お手にとっていただければ素材の良さがわかっていただける商品ばかりで、美術館スタッフも愛用しています☆
作品とあわせてミュージアムショップにもぜひお立ち寄りください。

企画展「受贈記念:没後10年 舩木倭帆展」は、12月3日(日)まで開催中です。
みなさまのお越しをお待ちしております。


(TH)

展覧会

受贈記念:没後10年 舩木倭帆展 ご紹介その5

今回ご紹介する展示室2は、かつて大山崎山荘の応接間として使われていたサンルームでした。大きな窓に囲まれ、壁には希少な龍山石(たつやまいし)が、床には大理石が用いられた重厚感漂うこの部屋では、燭台を中心とした舩木の作品を展示しています。

DSC07464-2.jpg

《玉脚キャンドルスタンド》19882012


本作は、舩木が手がけた燭台のなかでも初期に作られたものの一つで、蝋燭をいれる容器部分に突起が見られるのが特徴です。褐色のガラスは光を反射して、穏やかな金色の光をたたえています。

上に掲載した写真は朝に撮影したものですが、昼には南側の窓から日光が差し込み、たっぷりの光を透過した褐色のガラスは飴色のように見えます。夕方になると、室内のキャンドルライトの光を受けてきらめいた作品が、ほの暗い室内で浮かび上がって見えます。

自然光が差しこむ展示室2では、季節や天候、時間帯、あるいは鑑賞する角度の違いによって、舩木作品の見え方が異なるのも本展の魅力の一つです。

 

IMG_6939.JPG

※夕方に撮影


企画展「受贈記念:没後10年 舩木倭帆展」は、12月3日(日)まで開催中です。

なお、会期中10月9日から11月10日までは、舩木の誕生日と命日を記念した「舩木倭帆メモリアルキャンペーン」を開催中です。舩木倭帆展特製スイーツ・ドリンクセットや、公式図録をお得にお買い求めいただけるこの機会をぜひ、お見逃しなく。


みなさまのお越しを心よりお待ちしております。

(TM)