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NHK「日曜美術館 アートシーン」で紹介されました
2月9日放送のNHK「日曜美術館 アートシーン」にて、現在開催中の展覧会「松本竣介 街と人 -冴えた視線で描く-」が紹介されました!
明日2月16日、午後8時45分から再放送の予定です。
ぜひご覧ください。
https://www.nhk.jp/p/nichibi/ts/3PGYQN55NP/blog/bl/p1okNB33e1/bp/p05AzpxMk0/
2月16日まで、見逃し配信でもご覧いただけます。
https://www.nhk.jp/p/nichibi-arts/ts/Y65QYVJR8L/plus/
(TH)
松本竣介 街と人 ―冴えた視線で描く― ご紹介その2
現在、企画展「松本竣介 街と人 ―冴えた視線で描く―」を開催中です。
本日は「夢の箱」(山手館)展示室のようすをご紹介します。17歳で上京した竣介は、新宿やお茶の水、東京駅や新橋などへでかけ、何度もスケッチをくり返しました。人が行き交う街や重厚な建物を描いた作品からは、都会の喧騒ではなく静けさを感じます。
Y市とは横浜市のことで、この作品は横浜駅近くにある旧月見橋を描いたものです。同じ題材の作品が多くのこされているため、竣介が気に入って何度も通っていた場所なのかもしれません。しかし戦況が悪化し、1945年の横浜大空襲によってこの橋の周辺も被害を受けます。竣介は終戦後に同じ場所を訪れ、被災した橋を描いています。
企画展「松本竣介 街と人 ―冴えた視線で描く―」は、4月6日(日)まで開催中です。
みなさまのお越しをお待ちしております。
(TH)
松本竣介 街と人 ―冴えた視線で描く― ご紹介その1
現在、企画展「松本竣介 街と人 ―冴えた視線で描く―」を開催中です。
本日は展示室のようすをご紹介します。
1912年に東京で生まれた松本竣介は、2歳から17歳までの少年時代を岩手県で過ごします。13歳の時、病気により聴覚を失いました。
17歳で上京し本格的に絵を学び、23歳で二科展に出品し初入選を果たします。その後も精力的に制作をつづけますが、主な活動時期は日本人が心に暗い影を落としていた戦時下でした。
画家としての活動のほか、読書家であり思想家であった竣介は、自宅アトリエを拠点に月刊の随筆雑誌『雑記帳』の編集や発行にも携わりました。他の雑誌に投稿するなど、文章表現の活動も積極的におこなっていました。
第1章の展示室1には、自画像を展示しています。彼の視線の先には何があったのでしょうか。竣介がのこした言葉とともに作品を鑑賞すると、その答えがわかるかもしれません。
企画展「松本竣介 街と人 ―冴えた視線で描く―」は、4月6日(日)まで開催中です。
みなさまのお越しをお待ちしております。
(TH)