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美術館で大航海! ~コレクションをたどって世界一周~ ご紹介その3
現在、企画展「美術館で大航海! ~コレクションをたどって世界一周~」を開催中です。
本日は、「地中の宝石箱」(地中館)のようすをご紹介します。
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こちらの展示室には、モネの《睡蓮》を含め、フランスの風景を描いた絵画を6点展示しています。
中でも、荻須高徳の《ノルマンディー風景》は、今回初公開となる作品です。
荻須は1927年、東京美術学校を卒業した後フランスに渡り、パリで活動しました。1933年にはノルマンディー地方のルーアンに1か月滞在し制作しており、この作品はこのころに描かれたと考えられます。
今年の夏に行った施設改修工事で、こちらの展示室の床が生まれ変わりました。深いグリーンの絨毯の上を歩くと、まるで屋外を散歩しているような気持ちになります。フランスの自然や街並みを描いた作品と一体になった空間を、ぜひお楽しみください。
企画展「美術館で大航海! ~コレクションをたどって世界一周~」は、12月7日(日)まで開催中です。
ご好評いただいているオリジナルステッカープレゼントのキャンペーンは、11月16日(日)まで延長して行っておりますので、ご来館の際は受付スタッフにお声がけください。
https://www.asahigroup-oyamazaki.com/news/2025/10/post-35/
みなさまのお越しをお待ちしております。
(TH)
美術館で大航海! ~コレクションをたどって世界一周~ ご紹介その2
現在、企画展「美術館で大航海! ~コレクションをたどって世界一周~」を開催中です。
本日は、「夢の箱」(山手館)のようすをご紹介します。
こちらの展示室の床には、地図があしらわれています。床の色が薄いグリーンなので、船で航海しているような気分にさせてくれます。アメリカから東欧、スペイン、イタリア、スイス、ドイツ、オランダの順に旅をお楽しみください。
《オランダ船図》18世紀
こちらの泥絵とよばれる絵画は、幕末、オランダや中国を通じて西欧や中国の情報が入ってきたころに盛んに制作されました。日本の町絵師が、西洋の絵画にならって遠近法などの画法や絵の具をとり入れて描いており、まだ見ぬ異国への興味と憧れが見てとれます。
企画展「美術館で大航海! ~コレクションをたどって世界一周~」は、12月7日(日)まで開催中です。
11月3日までオリジナルステッカープレゼントのキャンペーンも行っておりますので、ご来館の際は受付スタッフにお声がけください。
https://www.asahigroup-oyamazaki.com/news/2025/10/post-35/
みなさまのお越しをお待ちしております。
(TH)
美術館で大航海! ~コレクションをたどって世界一周~ ご紹介その1
現在、企画展「美術館で大航海! ~コレクションをたどって世界一周~」を開催中です。
本日は、展示室のようすをご紹介します。
当館のコレクションには、さまざまな時代と地域で作られた作品があり、この企画展では初公開作品も含め100件以上がご覧いただけます。受付でお配りしているこちらの地図(作品リスト)を持って、コレクションの海へ出かけましょう。
世界一周の旅はまず、当館の建築様式にちなんでイギリスから。展示室1では、今から250年以上前に作られたスリップウェアの鉢や、バーナード・リーチの作品を展示しています。![]()
スリップウェアとは、器の素地をクリーム状の化粧土(スリップ)で装飾して焼成した器(ウェア)のことです。イギリスでは17世紀から18世紀にかけて盛んに用いられた技法ですが、19世紀末にすたれてしまいます。しかし、柳宗悦のもと民藝運動に参加した人々の手によって、再び脚光を浴びることになります。リーチもその一人で、濱田庄司とともにイギリスに渡った際、スリップウェアを熱心に研究し独自の作風を見いだしました。
新旧のスリップウェア作品を、ぜひ見比べてみてください。
企画展「美術館で大航海! ~コレクションをたどって世界一周~」は、12月7日(日)まで開催中です。
みなさまのお越しをお待ちしております。
(TH)

