スタッフブログ
梅雨どきの庭園
夏至から数えて11日、本日7月2日は半夏生(はんげしょう)にあたります。
先日ブログでご紹介した庭園のハンゲショウもさらに白く染まり、輝きを増しています。
本日は梅雨の中で立派に咲く庭園の花々をご紹介いたします。
芝生広場から階段を下りた付近で、クチナシが見ごろを迎えました。当館では八重咲きのクチナシが見られます。
純白の花びらをつけ、甘い香りを漂わせています。
咲き始めは純白の花びらも、時間がたつとだんだん褐色を帯び、次第に落下していくようです。すでに落ちそうな花もちらほら。ご覧になりたい方はお早めのお越しを!
ところでクチナシといえば、将棋盤の脚はクチナシの実がかたどられているのをご存じでしょうか。これには「口出しは無用」との意味がこめられているのだそうです。
口出し→口無し→クチナシ ということなのですね。
そしてまた、露に濡れた睡蓮やアジサイはいっそう季節を感じさせます。
雨の中でしっとりと咲く睡蓮も大変趣がありますね。
睡蓮は夕方には花を閉じてしまいます。睡蓮をカメラに収めたい方、午前からお昼にかけてのお早めのお越しをおすすめいたします。
そして、庭園のいたるところで、青、紫、ピンク、色とりどりのアジサイが今を盛りとばかりにもりもり咲いています!
天候の悪い日が続いております。庭園を歩かれる際は足もとに十分お気を付けください。
皆さまのご来館をお待ちしております。
(M)
ハンゲショウが見ごろです
先日「ジョアン・ミロの彫刻 ―夏のアサヒビール大山崎山荘コレクション」展が開幕し、初日から多くのお客さまにご来場いただいております。
当館庭園では、ハンゲショウが見ごろを迎えました。
ハンゲショウは、葉が白く染まり、花のように見える姿が特徴です。
七十二候のひとつで、夏至から十一日目の「半夏生」のころに咲くこと、葉の一部が白く染まることから「半化粧」とも書きあらわしたことが、名前の由来だといいます。
草木の緑が深まるなかで、ハンゲショウの白い葉はまぶしいほどです。
アジサイも見ごろが続いています。
アジサイのそばで、似た花をつけたカシワバアジサイを見つけました!
長細く花をつけることから、ソフトクリームアジサイという名でも呼ばれるとか。甘そうな名前からは想像できませんが、毒をもっていますので皆さま誤食することないよう、くれぐれもご注意を!
池では睡蓮もまだ花を咲かせています。モネの《睡蓮》との競演もまだまだお楽しみいただけそうです。
庭園は、夏もさまざまな植物でにぎわいます!当館へお越しの際には、ぜひ庭園も散策してみてくださいね!
皆さまのご来館をお待ちしております。
(M)
アジサイの季節です
蒸し暑さも日ごとに増し、まもなく梅雨入りを迎えるころとなりました。
当館庭園では、アジサイが色づきはじめています。
色鮮やかにふんわりと花をつける姿は、これから続く雨の日でも露を味方にいっそう輝くように思えます。
アジサイは庭園内のあらゆるところで咲いています。咲く場所によって少しずつ色みが変わるのも、アジサイならではの魅力ですね。今朝は白、青、うす紫の色の花が見られました。皆さまも色とりどりのアジサイを探しに、ぜひ庭園内を散策してみてください。
地中館前の池ではアジサイと睡蓮の両方をカメラに収めることができますよ!当館の庭園ならではの素敵なお写真を撮ってみてはいかがでしょう。撮影の際、足元にはくれぐれもお気を付けくださいね。
睡蓮も見ごろが続いております。
現在開催中の「没後40年 バーナード・リーチ展 ―山本爲三郎コレクションより」は6月9日に幕を閉じます。6月10日(月)より6月21日(金)まで次回展準備のための休館日となり、この期間は庭園にもお入りいただけません。咲きそろう睡蓮と色づくアジサイを目にできるのも今がまさにチャンスです!
今週末6月8日(土)14時からは、当館学芸員によるリーチ展最後のギャラリートークを開催いたします。リーチについてより理解を深めたい方、展覧会をさらに詳しくご覧になりたい方は、ぜひこの機会にお越しくださいませ。
皆さまのご来館をお待ちしております。
(M)