スタッフブログ
アサヒグループ大山崎山荘美術館のスタッフが交代で山荘の日々を綴るブログです。展覧会に関する内容や山荘のこと、四季の庭園についてなど、美術館のさまざまな情報をスタッフがご紹介します。イベントの最新情報もこちらでチェックしてください。
きょうの庭園情報
新緑茶会 開催
新緑の美しい季節になりました。
本日10時30分より、庭園内にある非公開の茶室「彩月庵」にて、大山崎町の茶道サークル「友あそび」様が新緑茶会を開催されています。
「彩月庵」に向かう階段の入り口の野点傘(のだてがさ)には、「喫茶去(きっさこ)」「お茶でも飲んでください」という意味の言葉が添えられています。
茶室に一歩踏み入れると、何とも言えない、心地よい緊張感が味わえます。
本日の生菓子は「かぐのこのみ」。柑橘系のたちばなを模したものだそうです。
ぜひ、この機会にお茶席でご一服いかがでしょうか?
お菓子がなくなり次第終了となります。
館内では企画展「つながる民藝 縁ぐるり ―山本爲三郎コレクションより」を開催中です。
皆様のお越しをお待ちしております。
(I.I)
つながる民藝 縁ぐるり ―山本爲三郎コレクションより ご紹介その1
現在、企画展「つながる民藝 縁ぐるり ―山本爲三郎コレクションより」を開催中です。
この企画展は、当館の山本爲三郎コレクションの中から、濱田庄司、バーナード・リーチ、富本憲吉、芹沢銈介、棟方志功、河井寬次郎、黒田辰秋、青田五良、エセル・メーレの9人の作家に焦点を当てます。濱田から順に9組のペアを作り、それぞれの作品をご覧いただきながら、ふたりの関係性や共通点を明らかにしていきます。
ご入館後、まずはミュージアムショップの先を右手に入っていただき、山本記念展示室から順番にご覧ください。![]()
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山本記念展示室には、1組目のペアである濱田とリーチの作品を展示しています。
1918年に知り合ったふたりは、1920年にイギリスへわたります。セント・アイヴスという港町に登り窯を築き、ともに作陶しました。やきものに対する情熱がお互いを引きあわせたのでしょう。
皿やカップ、箸置き、ピッチャーなど、山本爲三郎コレクションにおけるふたりの作品には、共通しているものが多く見られます。彼らが日本とイギリス双方の伝統から学び、経験で培ったものがそれぞれの作品に反映されています。ふたりの作品をぜひ見くらべてください。![]()
企画展「つながる民藝 縁ぐるり ―山本爲三郎コレクションより」は、7月6日(日)まで開催中です。
みなさまのお越しをお待ちしております。
(TH)

