スタッフブログ
アサヒグループ大山崎山荘美術館のスタッフが交代で山荘の日々を綴るブログです。展覧会に関する内容や山荘のこと、四季の庭園についてなど、美術館のさまざまな情報をスタッフがご紹介します。イベントの最新情報もこちらでチェックしてください。
コレクション 春 ―所蔵作品による名品展 ご紹介その2
本日は、現在開催中の「コレクション 春 ―所蔵作品による名品展」についてご紹介します。
本館1階の山本記念展示室には、今年生誕135年のバーナード・リーチと、生誕120年のルーシー・リー、英国陶芸を代表する二人の作品を展示しています。
オーストリア、ウィーンの裕福なユダヤ人の家庭に生まれたリーは、美術学校時代から頭角を現します。ウィーンの新進陶芸家として活躍していましたが、ドイツとオーストリアが併合したことにより、ナチスの迫害から逃れるためイギリスへ亡命します。
一方、その頃すでにイギリス陶芸界で確固たる地位を築いていたリーチは、リーの作品と方向性こそ異なるものの、ロンドンでのリーの作陶環境を整えるなどの支援をしました。リーもまたリーチを深く尊敬していたといいます。
細やかで繊細なリーの作品と、おおらかで温かみのあるリーチの作品。
苦闘の末に切りひらいたそれぞれの作品世界を、心ゆくまでお楽しみください。
「コレクション 春 ―所蔵作品による名品展」は、7月3日(日)まで開催中です。
みなさまのお越しをお待ちしております。
(TH)
きょうの庭園情報 2022年4月27日
きょうの庭園情報 2022年4月20日
初夏のような陽射しが眩しい大山崎です。
きょうの庭園の様子をお伝えします。
池の横にある藤棚では花の見ごろを迎えています。
見上げると、大きな白い花が!
例年に比べるとかなり早い開花です。
長く垂れさがるタイプの花ではないので見逃さないよう、見上げてごらんください。
また、庭園のあちこちにはヤマブキも咲いています。
ヤマブキ(一重咲き)
ヤマブキ(八重咲き)
シロヤマブキ
庭園内にはシャガも群生しています。
また、今年はツルニチニチソウがたくさん咲いています。
とくに、地中館の屋上にはアベリア・エドワード・ゴーチャーという植物が植栽されていますが、その足元をぐるりと紫色のツルニチニチソウが取り囲んでいます。
今日ご紹介した花はどれも庭園内にひっそりと咲く花々です。
ご来館の際にはぜひ、小さな花たちを探してみてくださいね。
(IK)