スタッフブログ
アサヒグループ大山崎山荘美術館のスタッフが交代で山荘の日々を綴るブログです。展覧会に関する内容や山荘のこと、四季の庭園についてなど、美術館のさまざまな情報をスタッフがご紹介します。イベントの最新情報もこちらでチェックしてください。
藤田嗣治 心の旅路をたどる―手紙と手しごとを手がかりに展 ご紹介その2
引きつづき、開催中の企画展のようすをお届けします。
今回と次回にかけてご紹介する山手館展示室では、藤田が親しい人々に宛てた手紙や、絵画、写真などとともに、波乱万丈な人生を辿っていきます。
展示された手紙や手しごと、資料からは、その時々に藤田が何に興味をもっていたのかが浮かび上がってきます。
なかでも、展示室で独自の存在感を放つのはこちらです。
中南米旅行での蒐集品()
左:『吾が画室』(1936年、)
1931年にフランスから中南米に旅立った藤田は、こうした現地の人々の手しごとによる品を持ち帰りました。
隣に並ぶ《吾が画室》には、それらが東京・高田馬場のアトリエに飾られていた様子が描かれています。どの品が描かれているのか、探しながら鑑賞するのも面白いかもしれませんね。
2月25日までの藤田嗣治展は、会期中月曜日も開館しています。
会期後半は混雑が予想されるので、お早めにお越しください。
皆さまのご来館をお待ちしております。
(TM)
藤田嗣治展 特製リーフレットのご紹介
開催中の展覧会「藤田嗣治 心の旅路をたどる―手紙と手しごとを手がかりに」では、ご来館の皆さまにもれなく、特製リーフレットをお渡ししております。
シックな赤色の表紙には、初めて日本を出たときの船上でポーズをとる藤田の姿があります。A5サイズで、持ち歩きながら展覧会を鑑賞できるのも嬉しいポイントですね。
リーフレットには、各章の解説の全文だけでなく、全ページカラーで、主な展示作品の画像と解説も掲載されています。展示内容を凝縮したような充実ぶりで、本展を余すところなくお楽しみいただけることでしょう。
さらに、藤田研究の第一人者である林洋子氏にご寄稿頂き、読み応えのある一冊に仕上がっています。
リーフレットの配布は本展の会期中のみですので、この機会をお見逃しなく。
★「夢の箱」(山手館)にて一部作品の展示替えをおこないました。1月16日からは、昨日までとは異なる書簡や、手紙に同封された写真などがご覧いただけます
藤田嗣治展は2月25日まで。会期中は月曜日も開館しています。
会期後半は混雑が予想されるので、お早めにお越しください。
皆さまのご来館を心待ちにしております。
(TM)
藤田嗣治展 特製スイーツのご紹介
現在開催中の「藤田嗣治 心の旅路をたどるー手紙と手しごとを手がかりに」展では、展覧会にちなんだスイーツを2種類、ご提供しています。
【モナミ・シャ mon ami chat (私のともだち、猫)】
特製のモカロールケーキは、コーヒーを片手にパリのカフェで芸術談義をしていた藤田をイメージして作られました。バタークリームが巻かれ、上にのせられたピスタチオがアクセントになっています。
「私は猫を友達としている」と語った藤田のアトリエには、常に猫がいたそうですが、今回の展覧会に並ぶ作品の中にも、さまざまな猫が登場しています。擬人化された猫や、リアルな猫など…どれも猫好きならではの視点が伝わる、愛くるしい猫たちです。
ケーキには、猫型のクッキーが添えられます。クッキーのデザインは2種類あるとか…。どちらのデザインが当たるは、当日のお楽しみに。
【グラン・フォン・ブラン grand fond blanc】
当時、独特の乳白色の下地で描かれた藤田の裸婦像はパリで大変称賛されました。
人々は藤田の作品を称えて、「グラン・フォン・ブラン(素晴らしき乳白色)」と呼んだそうです。
こちらのケーキは、そんな「乳白色」にこだわって制作しました。
下段はクリームチーズをベースにした濃厚なベイクドチーズケーキ。上段のしっとりとしたスポンジケーキは黄身の色が白色に近い種類の卵を厳選して使用し、色にもこだわりました。それらをホワイトチョコレートのクリームでサンドして仕上げています。
濃厚で美しい乳白色の重なりをお楽しみください。
どちらもリーガロイヤルホテル謹製です。2種類のケーキは展覧会会期中、数量限定でご提供しています。夕方には売り切れの可能性もございますので、ご了承ください。
「藤田嗣治 心の旅路をたどるー手紙と手しごとを手がかりに」展は月曜日も開館しています(会期中2月13日(火)のみ休館)。平日は比較的空いておりますので、喫茶室ではスイーツと共に、展示会場にて配布中の藤田展解説冊子をお読みいただきながら、ゆったりと藤田展の世界観をお楽しみいただければ幸いです。
(IK)