スタッフブログ
アサヒグループ大山崎山荘美術館のスタッフが交代で山荘の日々を綴るブログです。展覧会に関する内容や山荘のこと、四季の庭園についてなど、美術館のさまざまな情報をスタッフがご紹介します。イベントの最新情報もこちらでチェックしてください。
藤田嗣治 心の旅路をたどる―手紙と手しごとを手がかりに ご紹介その1
現在、企画展「藤田嗣治 心の旅路をたどる―手紙と手しごとを手がかりに」を開催中ですが、本日は展示室のようすをご紹介します。本館の展示室1には藤田の略年譜のほか、藤田が生前使っていた眼鏡やトランクなどを展示しています。
トランク(遺品) 目黒区美術館蔵
藤田が数多くの旅を共にしたトランクです。いろいろな形のステッカーがびっしりと貼られており、ステッカーのはがれた痕や多数の傷が、藤田の長い旅路をほうふつとさせます。
藤田は日中戦争のさなか、記録画制作のためノモンハンを訪れたあと、奉天(現・潘陽)にある宿から画家・猪熊弦一郎に手紙を送っています。そこでは休憩する藤田のそばに、これに似た形のトランクが描かれています。もしかすると、戦地に赴いた藤田を陰で支えていたトランクなのかもしれません。
この企画展では、華々しい成功をおさめた藤田の知られざる一面を垣間見ることができます。
藤田ファンの方もそうでない方も、一緒に藤田を知る旅にでかけませんか?
企画展「藤田嗣治 心の旅路をたどる―手紙と手しごとを手がかりに」は、2月25日(日)まで開催中です。
会期後半は混雑が予想されますので、お早めのご来館をおすすめいたします。
みなさまのお越しをお待ちしております。
(TH)
2024年 新年のご挨拶
クリスマスミニコンサート 2日目はヴァイオリン二重奏
昨日に続き、レストハウスにてクリスマスミニコンサートを開催しました。
本日のコンサートはヴァイオリン二重奏。
京都市立芸術大学の学生さんによるもので、クリスマスソング「きよしこの夜」や、
現在開催中の企画展「藤田嗣治 心の旅路をたどる―手紙と手しごとを手がかりに」にちなんで
フランスの作曲家の楽曲を演奏していただきました。
ヴァイオリンの優しい音色で、レストハウスは穏やかな空気に包まれ、
会場の皆様にも特別な時間を楽しんでいただけたのではと思います。
本日は2023年最後の開館日。
当館は2023年12月26日(火)~2024年1月3日(水)まで
年末年始の休館となりますので、ご了承ください(庭園も閉園)。
年明けは2024年1月4日(木)からの開館となります。
皆様もどうぞ良いお年をお迎えください。