スタッフブログ
アサヒグループ大山崎山荘美術館のスタッフが交代で山荘の日々を綴るブログです。展覧会に関する内容や山荘のこと、四季の庭園についてなど、美術館のさまざまな情報をスタッフがご紹介します。イベントの最新情報もこちらでチェックしてください。
後期展示がはじまりました!
ご好評をいただいています企画展「有元利夫展 ― 物語をつむぐ」は、
作品を大きく入れ替えて後期の展示が始まりました。
今回は、新しく始まった後期展示と当館でしか楽しめないカフェ企画をご紹介します。
まず、後期の展示から。
山手館では、
全24点のうち11点を入れ替えました。
新たに《真夜中の占い》、《花降る森》、《夜の森》などをご覧いただけます。
大きな入れ替えを経て、また違った印象を受けることでしょう。
本展覧会のチラシやポスターなどに掲載されている《7つの音》や、
ともにオリジナルスイーツの題材となった《花降る日》、
安井賞を受賞した《室内楽》などは後期もお楽しみいただけます。
また、山本記念展示室では銅版画集《一千一秒物語》を新たにご紹介しています。
この作品は、稲垣足穂氏の代表作『一千一秒物語』に着想を得たものです。
稲垣氏の不思議な物語を読みながら、有元さんの絵の中の世界に深く入っていくことができます。
また、絵画では《フェラーラ》、《ソナタ》、《小さな花火》の3点を新たに展示しています。
さて、続いては本展覧会中のみ提供いたします、オリジナルスイーツのご紹介です。
目だけでなく舌でも作家の作品世界をご堪能ください。
〈花降る日〉
ワインの染み込んだレーズンが味にアクセントを与えてくれるチーズケーキです。
ケーキの上に添えられた白い花びらは画面いっぱいに舞っていた花びらを表現しています。
※アルコールが含まれています。
〈7つの音〉
このケーキは本展のポスターやチラシに掲載されている《7つの音》を
題材にしており、画面に7つある球がケーキの上に場所を変えて置かれています。
チョコレートで出来たこのピンクの球はカリッとした食感で、目だけでなく音でも楽しませてくれます。
ケーキに染み込んだコーヒーの苦みで、なめらかなバタークリームの甘さが引き立ちます。
カフェで作品を思い起こし、語り合いながら、
ケーキを楽しんではいかがでしょうか。
秋が深まってくるこの季節、
山手館と山本室で作品が大きく入れ替わった後期展示に、
作品世界を思い起こさせる充実のカフェ企画。
是非、美術館にご来館ください。お待ちしております。
(KO)
展示替えを行います
ご好評いただいております企画展「有元利夫展 ― 物語をつむぐ」は、
10月29日をもって前期の展示を終了いたします。
休館日の30日に展示替えを行い、翌31日からは後期の展示が始まります。
山手館では現在24点の絵画作品を展示しております。
本展覧会のチラシやポスターなどに掲載されている《7つの音》のほか、
《7つの音》とともにオリジナルスイーツの題材となった《花降る日》、
安井賞を受賞した《室内楽》は通期でご覧いただけますが、
今回の展示替えでは、前期のみ展示の《春》《ある経験》など11点を入れ替えます。
そのため、この展示室では作品のほぼ半数が入れ替わり、展示空間の様子が一変します。
また、山本記念展示室では作家が好んで聴いていたバロック音楽をモチーフにした
12点の版画《12 pieces of BAROQUE MUSIC》の展示が終了します。
また、絵画では有元作品では数少ない静物画である《果物》のほか、
《楽典》、《雲のアルルカン》の3点を展示替えいたします。
このように数多くの作品の展示替えを行うため、
前期と後期とでは展示室の印象が大きく変わってくることと思います。
前期の展示をまだご覧になられていない方は、
今でしか鑑賞できない作品も多数ありますので、
10月29日までに是非とも当館にお越しください。
(KO)
一日館長がやってきました!
今日は、地元の大山崎小学校から一日館長がお越しになられました。
右から、6年生の小松右京(こまつ うきょう)くん、
同じく6年生の犬飼美奥(いぬかい みすみ)さんです。
一日館長のお二人には10時の開館後、まずはお客様を出迎えたのち、
庭園の見回りを行って頂きました。
おとな館長(当館館長)と一緒に庭園を巡回します。
その後には、当館の本館2階喫茶室前にある
オルゴールの実演と解説を行っていただきました。
犬飼さんは難しい解説を大きな声で一生懸命行ってくれました。
司会進行とオルゴールにコインを入れるお仕事は小松くんです。
大勢のお客様の前で元気よく大役をこなしてくれました。
そして、お楽しみのケーキ試食タイム。
当館で現在開催されている有元利夫展のカフェ企画から
作品をイメージしたオリジナルスイーツ「七つの音」をご試食いただきました。
さまざまなイベントが濃縮された一日館長でしたが、
お二人とも意欲的に活発に取り組んでおられました。
最後に、三人の館長の記念写真をどうぞ。
***
それでは、一日館長をされたお二人から感想を伺ってみましょう。
(お二人の文章をそのまま掲載しています)
<小松右京くん>
【心にのこった仕事】
オルゴール
オルゴールの板がまわっているときにその板がまわるのがけっこうおそかったけどピアノとかちがってピンってかんじたからとてもねいろがよかったです。それに板がまわるのがとてもおそかったからおどろきました。
【アサヒビール大山崎山荘美術館のいいところ!】
スタッフがたくさんいるからなんかよくわからないものやなにかのばしょをおしえてくれるしごとがとてもよいと思いました。
それにえや1つか2つのあいだにこの大山崎山荘美術館の地図があるからはじめて来た人もまよいにくいと思います。
【ケーキのおすすめポイント】
ケーキのそうが6そうもありました。
こんなかんじで↓
とてもだんりょくがあってケーキをきるときにはけっこうかたかったけど口にいれたしゅんかんにとけていきました。チョコはけっこうにがかったけどクリームがちょうわしてくれました。それにうえのってた玉がさとうだったのでぎゃくにあまくなりました。
【その他感想】
コイのあかちゃんが金魚ぐらいのおおきさだったのでびっくりしました。10cmぐらいだったのであれが50cmぐらいになるのがしんじられませんでした。
<犬飼美奥さん>
【心にのこった仕事】
ケーキを食べていたこと。庭の見回り。オルゴールえんそう。
【アサヒビール大山崎山荘美術館のいいところ!】
歴史があって楽しいです。レストランもあるしおなかいっぱい。3じゅうのとうが見えること。
【ケーキのおすすめポイント】
チョコがスポンジにしみてておいしくて7つのピンク色のさとうがコリコリしていて、楽しかったです。上のパウダーみたいなやつが、にがいかあまいでおもしろかったです。しかも、見ためがかわいかったです。
おいしかったです。
【その他感想】
雨だったけど、その分の楽しみがあって、うさぎがずぶぬれになっているところとかでも、晴れだったら岩みたいなやつをぴょんぴょんして遊びたいです。午後でもずっと館長をやっておきたかったです。
小松くん、犬飼さん一日館長のお仕事お疲れ様でした。
これを機会に当館をもっと身近に感じ、今度はお友達と一緒に
遊びに来て、美術館を案内してあげてくださいね。
(KO)