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展覧会

松本竣介 街と人 ―冴えた視線で描く― ご紹介その4

現在、企画展「松本竣介 街と人 ―冴えた視線で描く―」を開催中です。
本日は「夢の箱」(山手館)展示室のようすをご紹介します。

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竣介は街を描いた作品のほか人物画ものこしていて、子どもや女性など身近な人を描いたものも多くあります。

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《婦人像》 1942年頃 大川美術館蔵

          
ソファーにもたれ、静かに居眠りをする女性。このモデルは竣介の妻・禎子(ていこ)です。二人は22歳の時に出会い、2年後に結婚しました。出版社「主婦之友社」で働いていた禎子は、自宅のアトリエを拠点に発行していた雑誌『雑記帳』の編集を、竣介とともに担っていました。
洗練された女性がふとした瞬間に見せる横顔を、竣介は墨のみでとらえています。

企画展「松本竣介 街と人 ―冴えた視線で描く―」は、4月6日(日)まで開催中です。
みなさまのお越しをお待ちしております。


(TH)