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「谷崎潤一郎文学の着物を見る」展のご紹介その1
本日は大変ご好評をいただいております、「谷崎潤一郎文学の着物を見る」展から、「細雪」に関する展示についてご紹介をいたします。
「細雪」といえば、映画やテレビドラマにもなった谷崎潤一郎の代表作です。谷崎は、自分の妻である松子、そして松子の娘や妹たちといった、自分の身の周りの女性をモデルに本作品を執筆しました。なかでも「細雪」に登場する女性たちが、華やかな着物に身を包み京都へ花見に出かけるシーンはとても印象的です。
本展の展示室1では、谷崎夫人らが花見の際に着ていた着物を、実際の写真をもとにアンティーク着物で再現しています。
このコーディネートは彼女たち自身がえらんだのでしょうか。写真と着物を照らし合わせてみると、それぞれ自分に似合うデザインをよく分かっていたようにも思えます。
お花見に行ってこれほど華やかな4人組がいたら、思わず見とれてしまいそうですね。
4人の個性あふれる着こなしをお楽しみください。
山手館では、「細雪」のほかにも「痴人の愛」、「台所太平記」、「秘密」など多数の谷崎作品に関連した着物の展示もございます。また、10月16日(火)以降は一部作品の展示替えがあり、10月14日(日)までしか鑑賞できない作品もありますので、どうぞお見逃しなく。
(K)
谷崎展はじまりました!
本日より、「谷崎潤一郎文学の着物を見る」展が開幕いたしました!
初日より多くのお客様にお越し頂いております。
本展覧会では、谷崎の多様な作品に表された、魅力あふれるヒロインたちのよそおいの数々を、谷崎の文章や挿絵、時代風俗なども手がかりに、アンティーク着物で再現しております。
本館の山本記念展示室では谷崎の遺品を展示していますが、ひとつひとつ趣向を凝らしたものばかりで谷崎の性格を日常品から窺うことができます。
山手館では、艶やかな着物が作品ごとに展示されており、谷崎文学の世界観を堪能することができます。
この秋は当館にて谷崎文学に浸ってみてはいかがでしょうか。
皆さまのご来館をお待ちしております。 (Y)
サム・フランシス展は9月2日まで!
昨日の台風の影響はいかがでしたでしょうか。
美術館は特に影響もなく、通常通り開館いたしております。
さて、現在開催しております「サム・フランシスの色彩 -夏のアサヒビール大山崎山荘美術館コレクション」展は、来週末9月2日(日)までとなっております。
夏にふさわしい、鮮やかでかっこいい作品ですので、まだの方はぜひ足をお運びください。
なお、明日25日(土)の14時からは、ギャラリートークを行います。
展示ともにこちらも合わせてお楽しみください!(Y)
※9月3日(月)~ 9月14日(金)は、展示替えによる臨時休館です。
9月15日(土)からは、「谷崎潤一郎文学の着物を見る」展を開催いたします。