スタッフブログ

喫茶室&ショップ 展覧会

櫛・かんざしとおしゃれ展 オリジナルスイーツのご紹介

展覧会

櫛・かんざしとおしゃれ展 オリジナルスイーツのご紹介

本日は「櫛・かんざしとおしゃれ展」会期中に、当館の喫茶室限定でお楽しみいただけるオリジナルスイーツをご紹介します。

本展では、日本の工芸の粋を凝縮し、江戸時代の女性たちを華やかに彩った櫛・かんざし、そして当時のおしゃれの様子を伝える浮世絵を紹介しています。​

オリジナルスイーツはリーガロイヤルホテル京都さん考案のもので、2種類の絵柄をご用意しております。

<「櫛・かんざしとおしゃれ」展限定スイーツ​ さぎ文様フロランタンセット>

DSC02577.JPGのサムネイル画像

本展の目玉作品、尾形光琳による《(さぎ)文様蒔絵櫛》をモチーフにしたフロランタンと、フィナンシェ2種(チョコ・紅茶)のセットです。​

<「櫛・かんざしとおしゃれ」展限定スイーツ 梅文様フロランタンセット>

DSC02587.JPGのサムネイル画像

小ぶりな梅の花が愛らしい《梅花文様漆絵象牙櫛》をモチーフにしたフロランタンと、フィナンシェ2種(チョコ・紅茶)のセットです。

アーモンドの香ばしい香りとチョコレートの風味が楽しめるフランスのお菓子"フロランタン"に櫛の模様を施しました。粋で華やかな日本の櫛と伝統あるフランス菓子が融合した一品です。

当館へお越しの際には、ぜひ喫茶室にもお立ち寄りいただき、長い伝統を誇る西洋菓子と日本文化の融合に心を寄せてみてはいかがでしょうか。

皆さまのご来館をお待ちしております。

(K)




展覧会

「櫛・かんざしとおしゃれ展」ご紹介 その2

本日は大変ご好評をいただいております、「澤乃井櫛かんざし美術館所蔵 櫛・かんざしとおしゃれ展」から、浮世絵作品についてのご紹介をいたします。

櫛・かんざしを身に着ける女性を描いた浮世絵を通して当時のおしゃれの様相をご覧いただけるのも、本展の見どころとなっております。

本展の浮世絵作品の大部分を占める《当勢三十二想》は、一鶯斎国周いちおうさいくにちかによる美人画の連作です。

前期展示期間(12/15から1/27)にあたる現在は、この内「風がほし想」「帰しとも無さ想」など15点を展示しています。

《当勢三十二想 風がほし想》に描かれた女性は、着物の袖をまくり、襟元を緩め、その肌をあらわにしています。扇を手にして涼を求める姿はまさに「風が欲しそう」。

彼女の美しい黒髪に、赤い飾りの玉かんざしが映えています。

DSC02961.JPGのサムネイル画像

江戸時代の女性たちは、服装や装飾品の制約の中、アクセサリーである櫛・かんざしに個性を求めました。おしゃれを通して自己を表現しようとする気持ちは、現代の私たちにも通ずるものがあるのではないでしょうか。

《当勢三十二想 風がほし想》を含む前期展示33点の浮世絵は1月27日(日)までの展示となっております。

(1月29日以降も浮世絵の展示はございます。後期展示の内容となります)

皆さまのご来館をお待ちしております。

(K)


展覧会

「櫛・かんざしとおしゃれ展」ご紹介 その1

あけましておめでとうございます。

旧年中は当館の活動にご理解とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。

本日は大変ご好評をいただいております、「澤乃井櫛かんざし美術館所蔵 櫛・かんざしとおしゃれ展」から「新春」の櫛・かんざしについてご紹介いたします。

展示室1の大きな展示ケースでは、かるたの札が描かれた《歌留多かるた文様蒔絵鼈甲櫛》、伊勢海老を大胆に配した《正月飾り金銀びらびら簪》など、新春らしい華やかな櫛・かんざしを紹介しています。

DSC02935.JPGのサムネイル画像

松竹梅や鶴などの吉祥文様は、おめでたい絵柄として新春に似つかわしいものでした。吉祥文様の中でも、初夢に出てくると縁起が良いとされる「一富士二鷹三茄子」は新春を代表する意匠と言えるでしょう。

《一富士二鷹三なすび図金属櫛・笄》には堂々たる富士山を背景に2羽の鷹が羽ばたき、うねる茎の先には茄子の実が見えます。茄子を櫛の模様にするのは私たちの感覚では少し不思議に思いますが、女性が日ごろ身に着けるアクセサリーである櫛に、人々が愛した絵柄を描くのは、自然なことだったのかもしれません。

素敵な今年の始まりに、雅やかな櫛・かんざし、華やかな浮世絵をご覧になってはいかがでしょうか。みなさまのご来館をお待ちしております。

(K)