スタッフブログ
クリスマスウィークスペシャルコンサート3日目
22日(土)~24日(月・祝)の3日間、京都市立芸術大学の学生の皆様にお越しいただき
クリスマスウィークスペシャルコンサートを開催いたしました。
最終日となる本日は、弦楽四重奏が行われました。
クリスマスイヴということで、譜面台には今日のためにご用意くださったオーナメントが!とっても可愛らしいですね。
ヴァイオリンの高らかで優美な響き、ヴィオラの優しく穏やかな音色、そしてチェロのあたたかな低音が重なり合い、豊かな表現にご来館のみなさまも引き込まれたのではないでしょうか。
3日間にわたるクリスマスウィークスペシャルコンサートも本日で終了となります。
連日多くのお客様にご参加いただきまして、ありがとうございました。
来年も各種イベントを企画しておりますので、お楽しみに!
さて、本年も残すところわずかとなりました。
当館は明日25日(火)から2019年1月3日(木)まで、年末・年始休館となります。
来年も変わらぬお引き立てのほどよろしくお願い申し上げます。
また、ご好評をいただいております「澤乃井櫛かんざし美術館所蔵 櫛・かんざしとおしゃれ展」は明年2月24日(日)まで開催いたします。
本展の見どころは当ブログでも随時お伝えしていきますので、ぜひお誘いあわせの上ご来館ください!
それでは皆様、どうぞよいお年をお迎えくださいませ。
(K)
「櫛・かんざしとおしゃれ展」が開幕いたしました
「澤乃井櫛かんざし美術館所蔵 櫛・かんざしとおしゃれ展」が始まっております!
本日3日目となりますが、はやくも多くのお客様にご来館いただいております。
本展では、江戸時代の女性を華やかに演出した櫛・かんざしとともに、彼女たちのおしゃれの様子をあらわした浮世絵をご紹介します。
本展の大部分を占める櫛には、桜、梅、菊など女性らしさを演出する定番の文様以外にも、とんぼや蛍、物語絵が描かれたもの、また長崎出島風景図や日本地図など個性的な文様も見られます。
おしゃれに自分らしさや個性を求める女性の気持ちは、江戸時代も現代も変わらないのかもしれません。
また、櫛・かんざしを身に着ける女性が描かれた浮世絵の展示もございます。
現代において櫛やかんざしを日常的に身に着けることは少なくなりましたが、浮世絵は櫛やかんざしがどのように使われていたのかを今に伝えてくれます。
日本髪を結っていた女性に愛された櫛・かんざしたちは、現代の私たちにもときめきを届けてくれることと思います。
みなさまのご来館を心よりお待ちしております!
(K)
「谷崎潤一郎文学の着物を見る」展のご紹介その2
本日は大変ご好評をいただいております、「谷崎潤一郎文学の着物を見る」展から、山手館・山本室の展示についてご紹介をいたします。
山手館では「痴人の愛」に登場するナオミ、「台所太平記」の鈴、「夏菊」の汲子など、谷崎文学のヒロインたちの衣装をアンティーク着物で再現しています。
また、着物だけでなく谷崎作品の挿絵原画や、谷崎潤一郎による自筆原稿も展示しています。本展で展示している着こなしの多くは小説での描写や挿絵をもとに再現されており、これらの資料と着物を合わせてご覧いただくことで谷崎文学の世界へぐっと引き込まれること間違いなしです。
「細雪」の幸子、雪子、妙子の着こなしは11月16日以降、秋のよそおいから、新春のよそおいに衣替えしております。彼女たちの衣装を着た3体のマネキンの高さはそれぞれ原作での身長設定に対応しており、作中から飛び出してきたかのようです。
山本室では谷崎潤一郎の遺品、また大山崎山荘(当館)を建てた加賀正太郎と谷崎の交流が記録された谷崎の回想録「青春物語」などを陳列しております。当館とゆかりの深い展示もお楽しみいただけますので、ぜひご覧ください。
「谷崎潤一郎文学の着物を見る」展は今週末12月2日(日)まで。会期終了まで本日を含め残すところあと3日となりました。お見逃しなく!
皆さまのご来館をお待ちしております。
(K)