スタッフブログ
受贈記念:没後10年 舩木倭帆展 ご紹介その2
本日は、引きつづき企画展「受贈記念:没後10年 舩木倭帆展」の展示室のようすをお届けします。舩木が数多く制作した花器のなかから、2点をご紹介します。
《飾耳モール一輪挿》1988-2012年
こちらは、容器部分の左右についた装飾が特徴的な一輪挿しです。思わず顔をほころばせてしまうようなかわいらしさがありますね。この装飾があることにより、生きもののようにも見えてくる気がします。下部に向かってしだいに薄くなるブルーのグラデーションにもご注目ください。
《リーフ文花瓶》1977-87年
涼しげな淡いブルーが目を引くこの花瓶には、舩木作品によくみられる「リーフ文」がほどこされています。今の時期に見ると、軽やかな涼しさがただよう本作ですが、冬になると凛とした気品がより感じられるかもしれません。これから訪れる季節によって、異なる印象を与えてくれるのではないかと、今から楽しみです。
本展公式図録には、大山崎山荘(当館本館)内で撮影した《リーフ文花瓶》の写真も掲載しています。展示室でスポットライトが当てられた作品は、白の背景に対して目の覚めるようなブルーが印象的ですが、自然光に照らされた作品はまわりの景色によくなじみ、それと同時にたしかな存在感も感じられます。実際の暮らしのなかで舩木作品がどのように使われてきたのか、写真から想像することができるかもしれません。ご来館の際は、ミュージアムショップで図録もぜひ手に取ってご覧ください。
企画展「受贈記念:没後10年 舩木倭帆展」は、12月3日(日)まで開催中です。
(TM)
施餓鬼供養を行いました
関西の実業家・加賀正太郎の別荘として建設された大山崎山荘。
美術館として受け継がれた今も、たくさんのみなさまに親しんでいただいています。
加賀正太郎の命日が近い本日は、施餓鬼供養を行いました。
改めて加賀正太郎の功績を振り返り、感謝をする1日でした。
連日暑い日が続きますが、庭園の池では優美な姿で咲く睡蓮を見ることができます。
睡蓮をご覧になるには、開花する午前中にお越しください。
見ていて涼しい気分になるガラス作品の数々が並ぶ企画展「受贈記念:没後10年 舩木倭帆展」では、
美術館スタッフによる作品解説ブログも要チェックです。作品鑑賞の参考になりますよ。
https://www.asahigroup-oyamazaki.com/staffblog/2023/07/28/afc9cd66e7a9e4110ecb2c3715eec4166fff6e85.html
本館2階の喫茶室では、展示と連動した特設スイーツもご用意しています!是非お立ち寄りください。
https://www.asahigroup-oyamazaki.com/exhibition/2023/06/20/funaki/
(OT)
受贈記念:没後10年 舩木倭帆展 ご紹介その1
本日は、今月15日から開催中の企画展「受贈記念:没後10年 舩木倭帆展」の展示室のようすをご紹介します。
展示室でみなさまを最初にお迎えするのは、こちらの作品です。

《手付デカンター》1977-87年
この作品は、本展のチラシやポスターのメインビジュアルのひとつで、すでに目にされた方も多いのではないでしょうか。吸い込まれるように深い緑色でありながら、どこまでも透き通ったガラスには、ハッとするような美しさを感じられます。ご来館の際は、写真の印象とは異なる実物ならではの魅力を、ぜひご堪能ください。

《アラレモール脚ワイングラス》1988-2012年
容器部分の外側全体にほどこされた突起が特徴的なこちらのワイングラスは、展示室内の光を乱反射し、溶けはじめた氷のようにきらきらと輝いています。作品の脚部にかかる影のなかに、やわらかな光の筋が見られるのもまた、光を透過するガラスならではでしょう。透明なこのグラスにどんなワインを注ごうか、どんな料理と合わせようかと、空想するだけでも楽しみは尽きません。
島根県の布志名焼窯元の家に生まれた舩木倭帆は、陶芸家の父・舩木道忠や兄・舩木研兒とともに暮らす環境で育ちながら、ガラス工芸の道を志しました。本展では、当館所蔵の舩木道忠、舩木研兒による陶器作品も展示しています。同じ“うつわ”でありながら、異なる素材でつくられた作品を比較するのも面白いかもしれません。
企画展「受贈記念:没後10年 舩木倭帆展」は、12月3日(日)まで開催中です。
みなさまのお越しを心よりお待ちしております。
(TM)

