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講演会「モネの《睡蓮》とプルースト」

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河井寬次郎展 講演会「祖父・河井寬次郎のこと」

お知らせ イベント&ワークショップ

講演会「祖父・河井寬次郎のこと」 開催延期のお知らせ

展覧会

講演会「モネの《睡蓮》とプルースト」

本日は、ただいま開催中の展覧会「開館25周年記念 夢をめぐる ―絵画の名品より」の関連イベントとして、講演会を開催いたしました。

講師に京都大学名誉教授吉川一義氏をお招きし、「モネの《睡蓮》とプルースト」と題して同時代に生きた二人にまつわるお話をいただきました。

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モネとプルースト、二人をつなぐキーワードとしてモネの「連作」に焦点をあて、本展に出品中の作品を交えながらご紹介をいただきました。

モネは、本展出品作である《エトルタの朝》(1883年)のころから、同じ場所で同じ対象を何度も描くようになり、これがのちに、時とともに変化する光や色調を「連作」としてキャンバスにとらえることへと発展します。

プルーストは、モネが連作にとらえた移ろいゆく光景をことばで描いているといいます。プルーストの長編小説『失われた時を求めて』には、数多の芸術家やその作品への言及がありますが、モネについては展覧会や友人のコレクターのもとで目にしたプルースト自身の体験が昇華され、あえてその名を隠しながらみずからの小説にきらめくようなことばの数々としてとりこみました。

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目に見えない時間を、キャンバスという空間を用いて可視化したモネと、小説によって可視化したプルースト。時のうつろいをめぐるふたりの表現を比較しながらご紹介いただき、お客さまからの満足度も高い講演会となりました。

本展覧会にあわせて、プルースト文学のなかに「隠された絵」をぜひ探してみてくださいね。

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河井寬次郎展 講演会「祖父・河井寬次郎のこと」

本日は、「生誕130年 河井寬次郎展 ―山本爲三郎コレクションより」の関連イベントとして講演会を開催いたしました。

このたびの講演会は、大山崎町ふるさとセンターのホールにて、お客様どうしの間隔を十分にとり、新型コロナウイルス感染予防対策の徹底にご協力いただきながらの開催となりました。

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講師には河井寬次郎のお孫さんであり、河井寬次郎記念館学芸員の鷺珠江(さぎ たまえ)氏をお迎えしました。

「祖父・河井寬次郎のこと」と題し、河井寬次郎の人と仕事、そして幼少期の思い出などを、民藝運動の黎明期を支えたアサヒビール初代社長である山本爲三郎や、民藝の同人たちとのエピソードを交えながらお話いただきました。

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河井の生涯の活動は、陶芸のみならず木彫や家具のデザイン、そして書や詩などの多岐にわたります。河井がのこした作品や言葉の数々を資料とともにご紹介いただき、「暮しが仕事 仕事が暮し」との言葉の通り、その両方を大切に歩みつづけた河井の活動の軌跡をたどることができました。

ご家族ならではのお話もうかがえ、とても楽しくあっという間のひとときでした。

ご来場のお客様の満足度もたいへん高く、大好評の講演会でした!

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本展覧会にあわせて、河井寬次郎記念館もぜひ訪れてみてくださいね。

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講演会「祖父・河井寬次郎のこと」 開催延期のお知らせ

新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、419日(土)に予定していました講演会「祖父・河井寬次郎のこと」の開催を見合わせ、延期いたします。

講演会を心待ちにしてくださっていた皆様には、ご迷惑を掛けいたしますこと、深くお詫び申し上げます。

現在、講演会の振替日は決まっておりませんが、決まり次第、ホームページにてご案内いたします。

皆様のご理解を賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。

(IK)