スタッフブログ
ブログで大山崎山荘ツアー⑥ 展示室2(応接間)
9月に入りましたが、まだまだ暑い日が続きますね。
庭園の睡蓮も今朝は9輪ほど咲いていました。もう少し、夏の名残を楽しめそうです。
さて、今回はブログで大山崎山荘ツアー⑥です。
館の奥へと進んで行きましょう。
石造りの廊下の先には、「展示室2」があります。この部屋は、作品の展示だけではなく、講演会やコンサートなど、イベントを行う場所としても使用することがあります。
壁には、姫路城などでも使われた龍山石(たつやまいし)がふんだんに使われています。明るくて質感がある、特徴的な石です。角の加工まで細やかに作られています。
床には艶やかな大理石が使われています。
明るいこの部屋は、大山崎山荘時代に「応接間」として使われていました。
ソファーが数多く並べられ、蘭の鉢が飾られていた写真が残っています。
たくさんの客人をここでお迎えしていたのでしょうね。
今日は、赤い星の部分をご紹介しました。
次回は居間として使われていた「山本記念展示室」をご紹介したいと思います。
お楽しみに!
*大山崎山荘の昔の写真など、詳しくは「アサヒビール大山崎山荘美術館 ガイドブック」に掲載されています。ミュージアムショップで販売しておりますので、ご来館の際にご覧いただければ幸いです。
(IK)
ブログで大山崎山荘ツアー⑤ 本館の中へ(悠々居)
春から不定期でアップしている「ブログで大山崎山荘ツアー」。
第5回目の今日は、いよいよ美術館の本館の中をご紹介します。早速、扉を開けて中に入ってみましょう!
現在、受付エントランスとして使われているのは、前回のブログでご紹介した第一期の工事で建てられた平屋の部分です。1917年(大正7年)に完成した平屋の建物は「悠々居(ゆうゆうきょ)」と呼ばれていました。大山崎山荘の中でも一番歴史のある部分です。
イギリスの炭坑夫の住宅をモデルにして作られたといわれています。
玄関ホールには作り付けのソファーと暖炉があり、このコーナーの入り口には、大きな松の木の梁が使われています。
天井の直線的な梁とは違い、ゆったりとしたカーブを描いた梁は、日本の古い民家を思わせるような、和のテイストも感じられます。
青いつややかなタイル張りの暖炉は往時、実際に使われていました。
獅子のようなレリーフが彫られています。よく見ると、左右の角にも...!
低めに作られたソファーは現在もお座りいただけます。
ミュージアムショップを横目に進むと、1922年(大正11年)からの第2期に増築された部分に入ります。
右手には、石造りの廊下があります。
廊下に入ってすぐのこの横のドアは、1996年(平成8年)に美術館としてオープンする際に建てられた「地中の宝石箱(地中館)」へとつながります。
モネの【睡蓮】をはじめとした、西洋美術コレクションが展示されています。
今日は、赤い星の部分をご紹介しました。
次回は石造りの廊下の先にある、現在の「展示室2」をご紹介したいと思います。
お楽しみに!
*大山崎山荘の昔の写真など、詳しくは「アサヒビール大山崎山荘美術館 ガイドブック」に掲載されています。ミュージアムショップで販売しておりますので、ご来館の際にご覧いただければ幸いです。
(IK)
7月より、オルゴールの演奏を再開しています
美術館本館の2階にはどっしりとしたアンティークのオルゴールが設置されています。
ポリフォンムジクヴェルケ社製のMIKADOというディスクオルゴールで、1895年頃にドイツで作られたものです。
正面のガラスには月桂樹の輪をかざす、女神の姿。その奥に大きなディスクが入っています。
開館日には毎日、時間を決めて演奏しています。
演奏時間は11時~、12時~、13時~、14時~、15時~、16時~。
ディスクが一周し、約2分の曲が流れます。
曲は、毎月変わります。
今月は「コルネヴィーユの鐘」を演奏します。漁師と、ある美女のラブストーリーが描かれたフランスの歌劇曲です。
なにぶん、歴史のあるオルゴールですので、その日の調子によって演奏できない場合もありますが、どうかご容赦ください。
感染症防止のため、「密」にならないよう、ご配慮をいただきながらにはなりますが、本館に響き渡る、豊かで力強い音色に耳を傾けていただければ幸いです。
(IK)