1. スタッフブログ

スタッフブログ

アサヒグループ大山崎山荘美術館のスタッフが交代で山荘の日々を綴るブログです。展覧会に関する内容や山荘のこと、四季の庭園についてなど、美術館のさまざまな情報をスタッフがご紹介します。イベントの最新情報もこちらでチェックしてください。

喫茶室&ショップ 展覧会

「谷崎潤一郎文学の着物を見る」展 オリジナルスイーツのご紹介

イベント&ワークショップ

「谷崎潤一郎文学の着物を見る」スペシャルギャラリートーク

展覧会

「谷崎潤一郎文学の着物を見る」展 オリジナルスイーツのご紹介

本日は「谷崎潤一郎文学の着物を見る」展会期中に、

当館の喫茶室限定でお楽しみいただけるオリジナルスイーツをご紹介します。

本展は、文豪・谷崎潤一郎の作品に登場する華やかなヒロインたちのよそおいの数々を、アンティーク着物で再現するものです。

また、地中館では当館コレクションである印象派の画家クロード・モネの作品《睡蓮》もご覧いただけます。

オリジナルスイーツは、リーガロイヤルホテル京都さん考案のもので、企画展とコレクションそれぞれにちなんだ2種類をご用意しております。

<「谷崎潤一郎文学の着物を見る」展 特製モカロール>

IMG_2659.jpgのサムネイル画像

谷崎潤一郎が愛したというモカロール。

ふんわり、しっとりしたコーヒー風味のスポンジ生地にすこしビターなバタークリームを塗った、大人向けのロールケーキです。

<モネの庭 紫芋×ラムレーズン>

IMG_2636.jpgのサムネイル画像

クロード・モネは、ジヴェルニーの邸宅の庭に日本風太鼓橋がかかる池をつくり、これをこよなく愛しました。鮮やかな紫色は、池に浮かんだ睡蓮の花に着想を得ています。

当館にお越しの際は、ぜひ喫茶室にもお立ち寄りいただき、谷崎潤一郎とクロード・モネの世界を感じられるティータイムをお楽しみください。

※数量限定のため、売り切れの場合もございますがご了承ください。

(K)

イベント&ワークショップ

「谷崎潤一郎文学の着物を見る」スペシャルギャラリートーク

朝夕はめっきり涼しくなり、秋の深まりを感じる季節となりました。

本日は「谷崎潤一郎文学の着物を見る」の関連イベントとしまして、本展出品作品の監修をされた大野らふ氏にスペシャルギャラリートークをしていただきました。

谷崎潤一郎作品のヒロインたち、またモデルとなった谷崎夫人らのよそおいを再現した展示を前にしながら、お話いただきました。

DSC02612 2nd.JPGのサムネイル画像

谷崎自身が物語の中で登場人物たちの着物の好みについて細かく綴っていることに触れられ、これをヒントに今回展示されている着物を揃えたものもあるとのこと。また、小説の端々に表れるヒロインたちの個性から、「この人だったらこのように着こなすだろう」と、想像力も働かせたということです。

大野氏が谷崎文学にとても親しんでおられることが伝わってくるギャラリートークでした。

DSC02631.JPGのサムネイル画像

会場には着物姿のお客様も多く、とても華やかなひとときとなりました。

ご好評をいただいております「谷崎潤一郎文学の着物を見る」は12月2日(日)まで開催しております。

また、本展覧会では山手館の一部を展示替えいたします。

10月16日(火)以降は、新春のよそおいとなった「細雪」幸子、雪子、妙子の着こなしをお楽しみください。

皆様のご来館をお待ちしております。

(K)

展覧会

「谷崎潤一郎文学の着物を見る」展のご紹介その1

本日は大変ご好評をいただいております、「谷崎潤一郎文学の着物を見る」展から、「細雪」に関する展示についてご紹介をいたします。

「細雪」といえば、映画やテレビドラマにもなった谷崎潤一郎の代表作です。谷崎は、自分の妻である松子、そして松子の娘や妹たちといった、自分の身の周りの女性をモデルに本作品を執筆しました。なかでも「細雪」に登場する女性たちが、華やかな着物に身を包み京都へ花見に出かけるシーンはとても印象的です。

本展の展示室1では、谷崎夫人らが花見の際に着ていた着物を、実際の写真をもとにアンティーク着物で再現しています。

taqnizaki.jpg

このコーディネートは彼女たち自身がえらんだのでしょうか。写真と着物を照らし合わせてみると、それぞれ自分に似合うデザインをよく分かっていたようにも思えます。

お花見に行ってこれほど華やかな4人組がいたら、思わず見とれてしまいそうですね。

4人の個性あふれる着こなしをお楽しみください。

山手館では、「細雪」のほかにも「痴人の愛」、「台所太平記」、「秘密」など多数の谷崎作品に関連した着物の展示もございます。また、10月16日(火)以降は一部作品の展示替えがあり、10月14日(日)までしか鑑賞できない作品もありますので、どうぞお見逃しなく。

(K)