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濱田庄司展のご紹介
本日は、現在開催中の企画展「没後40年 濱田庄司展 ―山本爲三郎コレクションより」について、濱田庄司とアサヒビール初代社長山本爲三郎、二人の親密な関係により制作された作品をご紹介いたします。
芸術文化活動への支援を惜しまなかった山本は、濱田ら同世代の表現者に対し黎明期から生涯にわたって支援しつづけました。
濱田はその過程で山本が経営するアサヒビールの依頼に応え、当時はまだ珍しかったピッチャーやジョッキ、ビアマグなどを制作しております。
社内ゴルフコンペの大杯と伝えられる作品《黒釉三方把手大ジョッキ》(1960年頃)などからは、濱田の作品がアサヒビールの歩みに寄り添い、その折々で会社に活気をもたらしていたことがわかります。
本展覧会は、民藝運動を精神的・経済的に支えたアサヒビール初代社長山本爲三郎のコレクションを中心に、濱田庄司の初期から晩年にかけての貴重な作品を公開しています。
これらの作品群からは濱田と山本の親密な関係を推し量ることができます。
なお、本展覧会は4月8日(日)まで開催いたしまして、4月9日(月)~4月20日(金)まで、展示替えによる休館となります。
4月21日(土)よりは企画展「ウィリアム・モリス ―デザインの軌跡」展を開催いたします!19世紀後半の傑出した思想家・芸術家であったモリスと、同時代のデザイナーたちによる壁紙やテキスタイル、書籍、家具など幅広い作品をご紹介いたしますので、ぜひご来館ください♪
濱田庄司展のご紹介
本日は、現在開催中の企画展「没後40年 濱田庄司展 ―山本爲三郎コレクションより」について、本館2階展示室3に展示中の濱田が沖縄の影響を強く受けた作品をご紹介させていただきます。
陶器の伝統が生きた田舎での暮らしを望んだ濱田は益子での生活と並行して、沖縄にも足しげく通いました。
当時の沖縄は閑静な丘陵地で、周りには一面のサトウキビ畑が広がっており、濱田のトレードマークとなる黍文はここから生まれたといわれております。
なかでも本展示室にて展示中の沖縄の伝統的な陶器に濱田の赤絵が施された「琉球赤絵丸文抱瓶」などは他では類を見ないような大変珍しい作品です。
濱田は自身の作陶を「京都で道を見つけ、イギリスではじまり、沖縄で学び、益子で育った」とふりかえっています。
その言葉が示すように、濱田は各地域で培われた豊富な知識と技術、そしてその土地特有の素材によって多くの佳作を残しました。
なお、同じ本館2階には喫茶室もあり、テラス席から眺めるお庭の桜が見ごろとなりつつあります。
テラスには本館でしかご覧いただけない常設展示の濱田庄司《流描組タイル》(1962年)のほか、喫茶室では河井寬次郎《筒描花喰鳥文額皿》(1952年頃)などもご覧いただけます。
春本番、桜と合わせて、ぜひ民藝の奥深い世界もお楽しみください♪
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濱田庄司展のご紹介
花冷えをものともせず、当館のお庭のシダレザクラは日ごとに開いて春の訪れを知らせてくれています。
さて本日は、現在開催中の企画展「没後40年 濱田庄司展ー山本爲三郎コレクションより」について「夢の箱」(山手館)に展示中の作品をご紹介させていただきます。
本展示室では、飾り鉢のような大型の作品から小さな箸置きにいたるまで
濱田の多様性にとんだ作品群を展示しております。
作陶する土地固有の素材にこだわった濱田は、各地で身につけた豊富な知識と技法を背景に終生作陶の地として選んだ栃木県益子の土と釉薬を駆使して、
柔らかく洗練された作品を生み出しました。
益子の伝統釉である柿釉や、ドイツの古釉に由来する塩釉などの多様性にとんだ作品群からは、これらを日常の中で愛玩しコレクションした山本の
濱田の制作に対する深い理解がうかがい知ることができます。
今週の土曜日(24日)は、14:00~よりギャラリートークを行います。
国内外で活躍した濱田の作品と、その活動を支えた山本の存在について
本展覧会の見どころをより詳しく解説いたしますので、この機会にぜひご来館ください!
*なお、ギャラリートークは無料ですが、入館料が別途必要です。
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