ウィリアム・モリス展 オリジナルスイーツ紹介
本日は現在開催中の企画展「ウィリアム・モリス ―デザインの軌跡」について
当館の喫茶室限定でご用意していますオリジナルスイーツをあわせてご紹介します。
本展覧会はウィリアム・モリスのデザイナーとしての側面に光を当て、関連作品を含む56点を展示しております。
モリスは都会の喧騒からはなれ、素朴な自然のなかで休日を過ごすために
ロンドンより約120キロ離れた場所にケルムスコット・マナーという別荘を借ります。
ここでの風景を、モリスは「地上の天国」と称しています。
さまざまな種類の草花と、果実、そして生き物たちは、モリスにとって重要なデザイン・ソースでした。
また、当館のオリジナルスイーツはリーガロイヤルホテル京都さんとのコラボによるもので、
モリスの愛した風景を詰め込んだような、本展覧会にぴったりなスイーツに仕上がっております。春から夏にかけて開催される展覧会にぴったりな2種をご用意いたしました!
<バラとクランベリーのケーキ>
バラの花びらとクランベリーを入れた焼き菓子に、クランベリーシロップの甘酸っぱさを加えました。バラジャムの赤色にクランベリーがアクセントを添えています。
バラジャムの鮮やかな色が、ひときわ目を引く美しいケーキです。
本展覧会で展示した作品にもバラをモチーフにしたものがいくつかあり、モリスが住居の庭にバラの木を植栽するなどして、日々の生活の中で親しみを感じていたことが推し量られます。
*デザイン:ウィリアム・モリス《チューリップとバラ》(1876年)
<桜と苺のケーキ>
桜の花びらと苺を入れた焼き菓子に、桜リキュールが優しく香ります。薄紅色の桜ジャムに桜風味のドライ苺があしらわれています。
色味がとても鮮やかでかわいらしいケーキです。
なお本展覧会のポスターやチラシなどにも使用しています《いちご泥棒》(1883年)は、ケルムスコット・マナーでモリスが育てていた苺を小鳥がついばんだエピソードがモチーフになったといいます。
*デザイン:ウィリアム・モリス《いちご泥棒》(1883年)
インディゴ抜染法をはじめとして多くの手間と時間をかけて制作されたこの作品は大変な人気を呼び、さまざまな家庭の室内を彩ることになりました。
なお別種のデザインになりますが、当館の喫茶室のカーテンはモリスがデザインした《ラークスパア(ひえんそう)》(1875年)の復刻品を使用しております。
当館にお越しの際は、ぜひ喫茶室にもお立ち寄りいただき、視覚とあわせて味覚でもモリスの世界をお楽しみください!
( U )