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ジョアン・ミロの彫刻展 ご紹介その3
本日は、ただいま開催中の展覧会「ジョアン・ミロの彫刻展 ―夏のアサヒビール大山崎山荘コレクション」をご紹介する第3弾です!
本館1階山本記念展示室では、ジョアン・ミロの彫刻展にあわせ、当館の所蔵品のなかから、ミロの出身地バルセロナと関わりをもつ作品を出品しております。
ミロは民藝運動の提唱者である柳宗悦の著作を所有しており、来日の際は日本民藝館に足を運ぶなど、日本の民藝運動に高い関心を寄せていました。
1950年の春、大津絵や河井寬次郎などの作品を紹介する「日本民芸展」がバルセロナで開催された折には、ミロも実際に会場を訪れていたそうです。大津絵とともに写る写真が残されています。
このエピソードとも絡めまして、山本記念展示室では、当館所蔵の大津絵をご覧いただけます。![]()
大津絵とは、江戸時代初期から明治時代にかけて近江国(滋賀県)大津の追分周辺で、旅人に土産物として売りさばかれたのが始まりとされる民衆的な絵画です。
今展覧会では、笠を手に持ち踊る青年を描いた<笠踊>を展示しております。大津絵らしく、簡略化された表現ではありますが、まとう着物の裾などに、動きが感じられる作品です。![]()
ほかにも、濱田庄司と河井寬次郎のスリップウェアがほどこされた文鉢や、三國荘で実際に使用されていた外村吉之助のテーブルセンターも見どころです。
ジョアン・ミロの彫刻展の会期も残すところあと3週間となりました。
ミロの個性あふれる彫刻のほか、当館所蔵の逸品の数々をお見逃しなく!
皆さまのご来館をお待ちしております。
(M)
「ミロのかたち探検隊」当日受付致します
いよいよ今週末と迫った子ども鑑賞会「ミロのかたち探検隊」にたくさんのご応募ありがとうございました。
若干ですが空きがございますので、当日先着順で受付致します。
参加費は無料ですので、ご希望の方は受付にてお声掛け下さい。また、保護者の方はお一人様無料でご入館いただけます。
満員になり次第締め切らせていただきますのでご了承下さい。
子ども鑑賞会「ミロのかたち探検隊」は、美術館のスタッフとお話をしながら、ミロの彫刻をじっくり鑑賞するとともに、いろいろな「かたち」から作品の魅力に迫るプログラムとなっております。
詳細はこちら↓
日程:2019年8月4日(日)
対象:小学生 [4-6年生(11時-12時)/1-3年生(14時-15時)]
会場:アサヒビール大山崎山荘美術館
参加費:無料
ご参加お待ちしております。
(A)
ジョアン・ミロの彫刻展 ご紹介その2
本日は、「ジョアン・ミロの彫刻展 ―夏のアサヒビール大山崎山荘美術館コレクション」展をより楽しんでいただくために、ミロの彫刻の魅力をご紹介する第2弾です!
皆さま、彫刻というと、どのような作品を思い浮かべますか?
ミロのヴィーナスやミケランジェロのダヴィデ像、あるいは日本の仏像など...均整のとれた理想的な肉体表現や、信仰の対象として崇める厳かなものを浮かべる方も多いのではないでしょうか。
本展覧会でご紹介するジョアン・ミロの彫刻は、彼が制作活動に好んで取り入れた「鳥」や「女性」といったモチーフが、立体となって現れる、ふと手にとってみたくなるような作品ばかりです。
ミロの彫刻には普段の生活のなかでよく目にするものがたびたび登場します。
食器や缶、タンク、靴型、チューブ...さらにはパンまで!
かたちはいつも近くで見るものなのに、全部ブロンズでできた姿です。柔らかいものもかたいものも全部、特徴はそのままにミロの作品のなかに取り込まれているのです。
ミロは彫刻を制作するにあたって、身のまわりのものや、出かけた先々で出会うものなどを積極的に利用していたといいます。いろいろな物を拾い集め、選び、再構成して作品の原型にしました。
ミロが何をどのように組み合わせたのか、作品のなかに現れているさまざまな「かたち」に注目してご覧いただくと、その魅力をさらに感じていただけるかと思います。![]()
また、ミロの絵画をご存じの方はきっと、絵のなかにあらわれるモチーフやマークが彫刻にもたくさん刻まれていることにお気づきになるかもしれません。それもミロの作品の魅力のひとつです。
本展覧会のなかだけでも、*などのミロのしるしがさまざまな作品にちりばめられています。ご鑑賞の際はぜひ探してみてくださいね!
なお、今週末7月27日(土)14時より、当館学芸員によるギャラリートークを開催いたします。このブログだけではご紹介しきれない、ミロの彫刻の魅力をたっぷりお話しします。皆さまお誘いあわせの上、ぜひご参加ください!
(M)

