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「受贈記念:没後10年 舩木倭帆展」展覧会図録
本日は、ただいま開催中の企画展「受贈記念:没後10年 舩木倭帆展」の展覧会図録についてご紹介します。
展示している作品105点すべての写真を掲載しています。また、作品を寄贈してくださった森田酒造株式会社代表取締役・森田昭一郎氏と、工芸史家で元東京国立近代美術館主任学芸員の諸山正則氏、舩木氏とゆかりの深い両氏にご寄稿いただきました。本展の担当学芸員の論考も掲載しており、美しいガラス作品だけでなく、ありし日の舩木氏の人柄にも魅了される一冊となっています。
こちらの図録は、当館ミュージアムショップでのみ販売しております。
価格は税込み1,900円です。
ご来館の際、ぜひお手にとってご覧ください。
*図録については通販も可能ですので、ご希望の方はお電話でお問い合わせください
企画展「受贈記念:没後10年 舩木倭帆展」は、12月3日(日)まで開催中です。
みなさまのお越しをお待ちしております。
(TH)
受贈記念:没後10年 舩木倭帆展 ご紹介その2
本日は、引きつづき企画展「受贈記念:没後10年 舩木倭帆展」の展示室のようすをお届けします。舩木が数多く制作した花器のなかから、2点をご紹介します。
《飾耳モール一輪挿》1988-2012年
こちらは、容器部分の左右についた装飾が特徴的な一輪挿しです。思わず顔をほころばせてしまうようなかわいらしさがありますね。この装飾があることにより、生きもののようにも見えてくる気がします。下部に向かってしだいに薄くなるブルーのグラデーションにもご注目ください。
《リーフ文花瓶》1977-87年
涼しげな淡いブルーが目を引くこの花瓶には、舩木作品によくみられる「リーフ文」がほどこされています。今の時期に見ると、軽やかな涼しさがただよう本作ですが、冬になると凛とした気品がより感じられるかもしれません。これから訪れる季節によって、異なる印象を与えてくれるのではないかと、今から楽しみです。
本展公式図録には、大山崎山荘(当館本館)内で撮影した《リーフ文花瓶》の写真も掲載しています。展示室でスポットライトが当てられた作品は、白の背景に対して目の覚めるようなブルーが印象的ですが、自然光に照らされた作品はまわりの景色によくなじみ、それと同時にたしかな存在感も感じられます。実際の暮らしのなかで舩木作品がどのように使われてきたのか、写真から想像することができるかもしれません。ご来館の際は、ミュージアムショップで図録もぜひ手に取ってご覧ください。
企画展「受贈記念:没後10年 舩木倭帆展」は、12月3日(日)まで開催中です。
(TM)
施餓鬼供養を行いました
関西の実業家・加賀正太郎の別荘として建設された大山崎山荘。
美術館として受け継がれた今も、たくさんのみなさまに親しんでいただいています。
加賀正太郎の命日が近い本日は、施餓鬼供養を行いました。
改めて加賀正太郎の功績を振り返り、感謝をする1日でした。
連日暑い日が続きますが、庭園の池では優美な姿で咲く睡蓮を見ることができます。
睡蓮をご覧になるには、開花する午前中にお越しください。見ていて涼しい気分になるガラス作品の数々が並ぶ企画展「受贈記念:没後10年 舩木倭帆展」では、
美術館スタッフによる作品解説ブログも要チェックです。作品鑑賞の参考になりますよ。
https://www.asahigroup-oyamazaki.com/staffblog/2023/07/28/afc9cd66e7a9e4110ecb2c3715eec4166fff6e85.html
本館2階の喫茶室では、展示と連動した特設スイーツもご用意しています!是非お立ち寄りください。
https://www.asahigroup-oyamazaki.com/exhibition/2023/06/20/funaki/
(OT)