スタッフブログ
蘭花譜と大山崎山荘―大大阪時代を生きた男の情熱 ご紹介その1
現在、企画展「加賀正太郎没後70年・ニッカウヰスキー90周年記念 蘭花譜と大山崎山荘―大大阪時代を生きた男の情熱」を開催中です。
山本記念展示室では、大山崎山荘と大山崎山荘を建てた加賀正太郎、また大山崎山荘にゆかりのある人物に関するものを展示しています。本日はこちらの展示をご紹介します。![]()
加賀は22歳のときにヨーロッパを周遊し、イギリスで見た景色や建物に刺激を受け、桂川、宇治川、木津川の三川が合流する大山崎の地に別荘を建設すること計画します。建物だけではなく、温室、庭園の樹木や水流などすべてにおいて加賀が独自に考案設計し、彼の感性がつまった山荘ができあがります。
山荘には多くの政財界人、文化人が訪れました。文豪・夏目漱石もその一人で、加賀は漱石に、山荘の命名を依頼します。![]()
夏目漱石書簡(加賀正太郎宛) (部分) 1915年4月29日付
アサヒグループ大山崎山荘美術館蔵(吉田由明・卓夫氏寄贈)
漱石が加賀に宛てたこの書簡には、「水明荘」「冷々荘」「竹外荘」といった山荘名の案が記されています。14もの案の中には参考にした漢詩の一部も書かれており、加賀のためにさまざまな書物を調べたことがわかります。
しかし加賀は、この中には納得できる名前がなかったようで、自ら「大山崎山荘」と名づけました。たとえ漱石が提案した名前であっても忖度なく却下したエピソードは、加賀正太郎という人物をよく表していると思います。
企画展「加賀正太郎没後70年・ニッカウヰスキー90周年記念 蘭花譜と大山崎山荘―大大阪時代を生きた男の情熱」は、5月12日(日)まで開催中です。
みなさまのお越しをお待ちしております。
(TH)
蘭の展示即売会 開催中
本日より「蘭の展示即売会」がレストハウスで始まりました。
3月24日(日)までの3日間限定企画です。
現在開催中の企画展「加賀正太郎没後70年・ニッカウヰスキー90周年記念 蘭花譜と大山崎山荘 ―大大阪時代を生きた男の情熱」の関連イベントで、蘭を販売される京都市西京区の高橋園芸は、JOGA(日本洋蘭農業組合)に所属されています。
会場に並ぶ色とりどりの蘭の中には、大山崎山荘にゆかりのある品種も含まれているとか。また、黒いお花を咲かせるという人気のタケノコ蘭や、まるみのあるつぼみがすずなりのデンドロビュームなども並んでいます。
企画展とともに、お気に入りの蘭を見つけにいらしてください。
蘭の展示即売会
2024年3月22日(金)、23日(土)、24日(日)各日10:00~17:00
会場:レストハウス
企画展「加賀正太郎没後70年・ニッカウヰスキー90周年記念 蘭花譜と大山崎山荘 ―大大阪時代を生きた男の情熱」
詳細はこちらから
(OT)
蘭花譜と大山崎山荘展 講演会を開催しました
会場の様子
現在開催中の企画展「加賀正太郎没後70年・ニッカウヰスキー90周年記念 蘭花譜と大山崎山荘 ―大大阪時代を生きた男の情熱」の関連イベントとして、講演会「美の追求―大山崎の加賀正太郎」を大山崎ふるさとセンターで開催しました。
咲くやこの花館名誉館長の久山敦氏を講師にお招きした今回は、蘭の特性の紹介に始まり、加賀正太郎が力を注いだ蘭栽培や『蘭花譜』制作へのこだわりなどをお話していただきました。
また、加賀が蘭に魅せられたイギリスのキュー王立博物園に関するエピソードは、実際に現地で学ばれた久山氏ならでは。お話を聞きながら、ますます蘭の世界に興味が深まった方も多いのではないでしょうか。![]()
蘭について語る久山氏
美術館本館のミュージアムショップでは、久山氏に学術協力をいただいた書籍「蘭花譜 京都・大山崎山荘 主の愛した蘭」(青幻舎刊)も販売しています。ぜひお手に取ってご覧ください。
企画展「加賀正太郎没後70年・ニッカウヰスキー90周年記念 蘭花譜と大山崎山荘 ―大大阪時代を生きた男の情熱」
詳細はこちらから
(OT)

