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展覧会 喫茶室&ショップ

舩木倭帆展 特製スイーツ「彩りの緑」

展覧会

企画展「受贈記念:没後10年 舩木倭帆展」1万人のお客様

現在開催中の企画展「受贈記念:没後10年 舩木倭帆展」は、
本日1万人目のお客様にあたるお客様をお迎えしました。
大阪と兵庫にお住まいのこのおふたりです。

photo_01.JPGおふたり揃って記念撮影

建築がお好きだという女性は、ウェブサイトで「建築の綺麗な美術館」を検索して、当館を知ってくださったとか。
初めてのご来館とのことですが、大山崎山荘の建物の魅力とともに、
舩木倭帆展のガラスの世界を楽しんでいただきたいと思います。


photo_02.JPG記念品を贈呈。ご来館の思い出とともに愛用してください

たくさんの方々にご来館いただき、心より感謝いたします。
企画展「受贈記念:没後10年 舩木倭帆展」は、12月3日(日)まで開催しています。
秋も深まると、紅葉が庭園を綺麗に彩ります!
これからの季節もどうぞお楽しみに。 
皆様のご来館を心よりお待ちしております。

企画展「受贈記念:没後10年 舩木倭帆展」詳細はこちら
https://www.asahigroup-oyamazaki.com/exhibition/funaki/


(OT)



喫茶室&ショップ

舩木倭帆展 特製スイーツ「彩りの緑」

現在開催中の「受贈記念:没後10年 舩木倭帆展」では、たくさんのガラス作品が展示されていますが、その中でも特に舩木が好んであしらった紋様のひとつが「リーフ文」です。本展覧会でも、4つの作品に登場します。

glass.jpgこのなかの《リーフ文鉢》をイメージして作られたのが、今回の特製スイーツ「彩りの緑」です。
艶やかなケーキの表面に、ちょこんと乗ったリーフのかたちのチョコレートがアクセントになっています。
見た目だけではなく、味にもこだわりが。
京都・和束町産宇治抹茶の濃厚な味と、ホワイトチョコレートの甘さが重なり、絶妙な苦味と甘味のバランスが楽しめるケーキです。

cake.jpgテラスから眺める美しい山々の景色とともに、「彩りの緑」をお楽しみください。

喫茶室の詳細はこちらから
https://www.asahigroup-oyamazaki.com/guide/rest/

(IK)

展覧会

受贈記念:没後10年 舩木倭帆展 ご紹介その3

本日は、現在開催中の「受贈記念:没後10年 舩木倭帆展」の展示室のようすをご紹介します。建築家・安藤忠雄による「夢の箱」(山手館)には、グイ呑やワイングラスなど、お酒を楽しむための器を展示しています。

DSC07040-2.jpg

《エアーツイストワイングラス》 1977-87年

このワイングラスは脚の部分が特徴的で、制作には高度な技術を要します。熱したガラスに空気を閉じ込めてねじることで、らせんが作り出されています。

18世紀のイギリスでは、ガラスに含まれる酸化鉛の重量によって税が課せられてガラスの軽量化が課題になり、グラスの脚部に空気が封入されるようになりました。それが本作にみられるような装飾に発展したといわれています。

外側には凹凸はなくシンプルな形ですが、あしらわれた空気の装飾がとても綺麗で、難しい技法に挑んだ舩木倭帆の熱意が感じられる貴重な作品です。

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《垂描文大皿》 1988-2012年


「垂描文(すいびょうもん)」とは、舩木倭帆の造語です。竿の先に巻き取ったガラス種が重力で垂れて落ちるのを、素早くガラス玉の表面に張りつけて描く文様のことです。限られた時間のなかでやり直しがきかない「吹きガラス」づくりにおいて、この「垂描文」をつくりだすためには、確かな技術と長年の経験が不可欠です。
スポットライトに照らされると展示ケースに影が映り、まるで万華鏡のように見える美しい作品です。

こちらの展示室のみ撮影が可能ですので、さまざまな視点から作品をご覧いただき、お気に入りの一枚をお撮りください。


企画展「受贈記念:没後10年 舩木倭帆展」は、12月3日(日)まで開催中です。
みなさまのお越しをお待ちしております。


(TH)