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スタッフブログ

イベント&ワークショップ

「バーナード・リーチ展」講演会

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「櫛・かんざしとおしゃれ展」講演会

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クリスマスウィークスペシャルコンサート3日目

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「バーナード・リーチ展」講演会

本日は3月21日(木)より開催しております「バーナード・リーチ展‐山本爲三郎コレクションより」の関連イベントとしまして、お茶の水女子大学大学院准教授の鈴木禎宏氏にご講演をいただきました。

イギリス人であるバーナード・リーチの、陶芸家としてではなく、ひとりの芸術家としてみた生涯と、その作品について、親交のあった民藝の作家やアサヒビール初代社長である山本爲三郎とのエピソードを交えながらお話をいただきました。

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リーチが日本を訪れるに至った経緯や、画家としての活動、空間をもデザインしたということ、さらには作陶から離れていた時期もあったことまでをご紹介いただき、芸術家としてのリーチを眺めることができたとともに、親しみをもつことができました。

リーチの創作活動のなかで、「東と西の結婚」が根幹をなしているといいます。

正反対である東洋と西洋のものを結びつけることで、それまで目にしたことのないものが生まれ、別の個性が宿ることを願っていたようです。

質疑応答ではコレクションの意味にまでお話が及び、そのひとの生き様が垣間見られるコレクションは大変意味のあるものですね、とのヒントをいただきました。

Leach_kouenkai3.JPG鈴木先生のお言葉に会場に笑いが起きることもしばしば、終始和やかな雰囲気の講演会となりました。

ご好評をいただいております「バーナード・リーチ展‐山本爲三郎コレクションより」は6月9日(日)まで開催しております。

皆様のご来館をお待ちしております。

(M)

イベント&ワークショップ

「櫛・かんざしとおしゃれ展」講演会

大寒を迎え、冷え込みがひときわ厳しくなって参りました。

本日は、現在開催しております「澤乃井櫛かんざし美術館所蔵 櫛・かんざしとおしゃれ展」の関連イベントといたしまして、ポーラ文化研究所シニア研究員の村田孝子氏に「黒髪の美しさと櫛・かんざしの世界」と題したご講演をいただきました。

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本講演では、浮世絵に描かれた女性の姿を中心に、江戸時代のおしゃれについてお話をいただきました。

江戸時代のファッションリーダーは「遊女」であり、彼女らの髪型を一般女性がこぞって真似をしたということです。

遊女の中でも、江戸の遊女は沢山のかんざしを放射状に刺し、関西の遊女は地面と平行になるようにさす傾向があるそうです。浮世絵のように12~16本ものかんざしをさすと、その重さは6kgにもなるとのこと。「おしゃれは我慢」とは言いますが、遊女の美しさの裏には相当な忍耐があったのでしょう。

また、江戸時代の女性が欲しがった3つのアイテム「一櫛二帯三小袖」の「櫛」とは鼈甲(べっこう)櫛のことだそう。本展にも多く展示されている鼈甲(べっこう)櫛は高級品であり、女性たちのあこがれだったことが分かります。

質疑応答の時間には多くのお客様から質問が挙がり、櫛・かんざしへのときめきに溢れたひとときとなりました。
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ご好評をいただいております「澤乃井櫛かんざし美術館所蔵 櫛・かんざしとおしゃれ展」は2月24日(日)まで開催しております。

皆様のご来館をお待ちしております!

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展覧会

クリスマスウィークスペシャルコンサート3日目

22日(土)~24日(月・祝)の3日間、京都市立芸術大学の学生の皆様にお越しいただき

クリスマスウィークスペシャルコンサートを開催いたしました。

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最終日となる本日は、弦楽四重奏が行われました。

クリスマスイヴということで、譜面台には今日のためにご用意くださったオーナメントが!とっても可愛らしいですね。

ヴァイオリンの高らかで優美な響き、ヴィオラの優しく穏やかな音色、そしてチェロのあたたかな低音が重なり合い、豊かな表現にご来館のみなさまも引き込まれたのではないでしょうか。

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3日間にわたるクリスマスウィークスペシャルコンサートも本日で終了となります。

連日多くのお客様にご参加いただきまして、ありがとうございました。

来年も各種イベントを企画しておりますので、お楽しみに!

さて、本年も残すところわずかとなりました。

当館は明日25日(火)から2019年1月3日(木)まで、年末・年始休館となります。

来年も変わらぬお引き立てのほどよろしくお願い申し上げます。

また、ご好評をいただいております「澤乃井櫛かんざし美術館所蔵 櫛・かんざしとおしゃれ展」は明年2月24日(日)まで開催いたします。

本展の見どころは当ブログでも随時お伝えしていきますので、ぜひお誘いあわせの上ご来館ください!

それでは皆様、どうぞよいお年をお迎えくださいませ。

(K)