スタッフブログ
秋の各種ツアーを行いました
当館では、建物や地域の魅力をより深くお楽しみいただけるよう、さまざまなツアーを企画しています。
2026年9月29日と10月9日には、《大山崎山荘+聴竹居-大山崎のモダンライフ探訪》を開催しました。
このツアーは、近隣の聴竹居倶楽部様と共同で実施している人気企画です。
午前中は重要文化財・聴竹居を見学し、貴重な建物内で「聴竹居弁当」をお楽しみいただきます。
その後、美術館へ移動し、登録有形文化財の本館「大山崎山荘」をはじめ、通常は非公開の茶室などもご案内しました。
大山崎にのこる建築や歴史を一日かけてじっくりと味わえるツアーとして、2010年にはじまったこのツアーは、多くの方にご参加いただいています。
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また、10月22日には《大山崎山荘ツアー(一部写真撮影可)》を開催しました。
開館前の静かな館内をめぐりながら、特別に一部エリアで写真撮影をお楽しみいただけるツアーです。通常は作品保護や鑑賞環境の維持のため撮影できない館内を写真におさめられる特別な機会として、参加者のみなさまからご好評をいただいています。![]()
11月には、お身体の事情などにより当館までの坂道を上ることが難しい方を対象とした《大山崎山荘ゆっくりツアー》も実施予定です。大山崎山荘の魅力を、解説を交えながらゆったりとご案内いたします。
おかげさまで、いずれのツアーも大変ご好評をいただいており、募集人数の3~5倍にあたるお申し込みが寄せられることも少なくありません。残念ながらご希望の皆さま全員にご参加いただくことは難しい状況ですが、企画展ごとにさまざまなツアーを実施しております。今後の募集にもご期待ください。
(IK)
三浦篤氏による講演会を開催しました
10月17日(土)、リーガロイヤルホテル京都にて、開館30周年記念講演会「日本におけるクロード・モネ ―コレクションの形成と日本近代洋画の創造」を開催しました。
講師には、大原美術館の館長をつとめるとともに、美術史学者、東京大学名誉教授としてご活躍されている三浦篤氏をお迎えしました。
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講演は、「日本の美術館に集まったモネ」と「日本近代洋画が受け取ったモネ」の二部構成で行われました。
前半の「日本の美術館に集まったモネ」では、日本ではモネの作品が美術館に数多く所蔵されていることや、各美術館が所蔵するモネ作品の特色についてご紹介いただきました。また、当館が所蔵する8点のモネ作品についても、一点一点丁寧にご解説いただきました。
なかでも印象的だったのは、当館が所蔵するモネ作品の半数以上を占める晩年の作品についてのお話です。
当館所蔵の《睡蓮》のうち、晩年に描かれた2メートルを超える大作について、三浦氏は「単に画面が大きくなっただけでなく、作品を見る者の鑑賞体験も拡張していく」と解説されました。「大画面の前では自然と身体や視線を動かしながら作品と向き合うことになり、絵の空間の中に入っていくような経験になる」というお話には、共感された方も多かったのではないでしょうか。
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後半の「日本近代洋画が受け取ったモネ」では、日本の画家たちがモネを単純に模倣したのではなく、それぞれが必要な要素を受け取りながら独自の表現へと発展させていったという内容について、具体例を交えてお話されました。また、「モネや印象派の作品を見たときに受け取るものは、見る人や見るタイミング、時代によっても異なる」とされ、近代美術の魅力をあらためて考える機会となりました。
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なお、本講演会の入場に使用したQRコードで、現在開催中の「没後100年 クロード・モネ展」をご鑑賞いただけます。
すでに「地中の宝石箱」(地中館)で当館のモネ作品をご覧いただいた方は、そのときの記憶を思い出しながら講演会をお楽しみいただいたことと存じます。
まだご覧になっていない方は、本講演会の内容を思い出しながら作品をご覧いただけますと幸いです。
次回、最後の開館30周年記念講演会は、11月8日(日)の原田マハ氏による「美の宝石箱 開館30周年 大山崎山荘美術館の魅力」を予定しています。
チケットはおかげさまで完売いたしました。お申し込みいただいたみなさまは、どうぞ楽しみにお待ちください。
(TY)
大山崎山荘ファミリーツアーを行いました
2026年7月25日と8月8日の2日間、「大山崎山荘ファミリーツアー」を開催しました。
本ツアーは、当館が実施している出張授業「ミュージアムスタートプログラム HOP・STEP・MUSEUM!」の4年生の授業フォローアップイベントとして企画したものです。今回は一般公募枠も設け、多くの方にご応募いただきました。ご応募くださった皆さまに心よりお礼申しあげます。
当日は各回15名、計9家族の皆さまにご参加いただきました。
ツアーは、3つのミッションに挑戦しながら庭園や本館をめぐるオリエンテーリング形式で実施しました。小学4年生を中心とした子ども向けの内容でしたが、ご家族で協力しながら楽しく取り組んでいただきました。
ミッション1
1932年に描かれた《大山崎山荘図絵》のなかにある、3つのポイントをチームごとに探しました。100年近く前の絵の中に描かれた場所は、今どうなっているかを比較鑑賞します。それぞれのポイントでは、「家族写真を撮影する」などのミッションにも挑戦しました。
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ミッション2
古写真を手がかりに、本館「大山崎山荘」をツアー形式で探検しました。現在の建物と昔の様子を見比べながら、山荘の歴史や魅力について理解を深めました。
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ミッション3
普段は公開していないエリアを特別に見学し、茶室や作品を間近で鑑賞しました。
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参加者アンケートには、
「初めて知ることばかりで、大山崎山荘への興味が湧きました。」
「何度も訪れていますが、解説を聞きながら見学すると何倍も面白かったです。子どもも普段の美術館見学以上に熱心に参加していました。」
「夏の家族の思い出になりました。」
といった嬉しいご感想が寄せられました。
開館前の早朝からご参加くださった皆さま、誠にありがとうございました。
また、残念ながら抽選の結果ご参加いただけなかったご家族の皆さまにも、ご関心をお寄せいただきましたことに心より感謝申しあげます。
今後も皆さまにお楽しみいただける企画を実施してまいります。次回の開催もどうぞご期待ください。
(IK)

