スタッフブログ
アサヒグループ大山崎山荘美術館のスタッフが交代で山荘の日々を綴るブログです。展覧会に関する内容や山荘のこと、四季の庭園についてなど、美術館のさまざまな情報をスタッフがご紹介します。イベントの最新情報もこちらでチェックしてください。
ジョアン・ミロの彫刻展 ご紹介その2
本日は、「ジョアン・ミロの彫刻展 ―夏のアサヒビール大山崎山荘美術館コレクション」展をより楽しんでいただくために、ミロの彫刻の魅力をご紹介する第2弾です!
皆さま、彫刻というと、どのような作品を思い浮かべますか?
ミロのヴィーナスやミケランジェロのダヴィデ像、あるいは日本の仏像など...均整のとれた理想的な肉体表現や、信仰の対象として崇める厳かなものを浮かべる方も多いのではないでしょうか。
本展覧会でご紹介するジョアン・ミロの彫刻は、彼が制作活動に好んで取り入れた「鳥」や「女性」といったモチーフが、立体となって現れる、ふと手にとってみたくなるような作品ばかりです。
ミロの彫刻には普段の生活のなかでよく目にするものがたびたび登場します。
食器や缶、タンク、靴型、チューブ...さらにはパンまで!
かたちはいつも近くで見るものなのに、全部ブロンズでできた姿です。柔らかいものもかたいものも全部、特徴はそのままにミロの作品のなかに取り込まれているのです。
ミロは彫刻を制作するにあたって、身のまわりのものや、出かけた先々で出会うものなどを積極的に利用していたといいます。いろいろな物を拾い集め、選び、再構成して作品の原型にしました。
ミロが何をどのように組み合わせたのか、作品のなかに現れているさまざまな「かたち」に注目してご覧いただくと、その魅力をさらに感じていただけるかと思います。![]()
また、ミロの絵画をご存じの方はきっと、絵のなかにあらわれるモチーフやマークが彫刻にもたくさん刻まれていることにお気づきになるかもしれません。それもミロの作品の魅力のひとつです。
本展覧会のなかだけでも、*などのミロのしるしがさまざまな作品にちりばめられています。ご鑑賞の際はぜひ探してみてくださいね!
なお、今週末7月27日(土)14時より、当館学芸員によるギャラリートークを開催いたします。このブログだけではご紹介しきれない、ミロの彫刻の魅力をたっぷりお話しします。皆さまお誘いあわせの上、ぜひご参加ください!
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ジョアン・ミロ展 オリジナルスイーツのご紹介
本日は「ジョアン・ミロの彫刻 ―夏のアサヒビール大山崎山荘美術館コレクション」展会期中に、当館喫茶室にてお楽しみいただける特別メニューをご紹介いたします。
本展覧会では、世界的に絵画の巨匠として知られるジョアン・ミロの手がけた彫刻作品を展示しております。ミロの遊び心があふれる作品をご紹介する、展覧会期間限定のオリジナルスイーツとして、ミロが活躍したスペイン、パリをイメージした、リーガロイヤルホテル京都さん考案の2種類の「赤のケーキ」と「青のゼリー」をご用意いたしました。
バルセロナ出身のミロにちなみ、スペインらしい情熱の赤を基調としたケーキです。
上層はあざやかなブラッドオレンジとバラのジャムで、トマトパウダーとブラックココアを使用した2種類のスポンジケーキをオレンジのクリームでサンドしました。
フランス・パリで活躍したミロにちなみ、フランス生まれのサヴァランをイメージしたケーキと組み合わせた、青色のゼリーです。サヴァランは、パンの一種であるブリオッシュにシロップや洋酒を染みこませたフランス伝統のお菓子です。オレンジシロップをかけた、苺のサヴァラン風ケーキ&ブルーキュラソーのゼリーに、ピスタチオ味のビスキュイチョコマカロンを添えました。
展覧会をご覧になったあとは、ぜひミロにちなんだスイーツでティータイムをお過ごしください。
また、同じく期間限定メニューとして、ミロの出身地・スペインの伝統的なぶどう品種「テンブラニーニョ種」を100%使用したロゼワイン「VINA ALBALI(ヴィニャ・アルバリ)」と、スペイン産乾燥黒トリュフを使用した「TORRES(トーレス)」の黒トリュフポテトチップスをご用意しております。
いちごやチェリーのフレッシュな果実味が印象的なロゼワインと、塩味の中に黒トリュフの芳醇な香りが漂うポテトチップスです。この組み合わせ、よく合います!こちらもどうぞお楽しみください。
当館へお越しの際は、ぜひ喫茶室にもお立ち寄りくださいませ。
皆さまのご来館をお待ちしております。
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ジョアン・ミロの彫刻展 ご紹介その1
本日は、ご好評いただいております「ジョアン・ミロの彫刻 ―夏のアサヒビール大山崎山荘コレクション」展をより楽しんでいただくために、ミロの彫刻にまつわるお話をご紹介いたします。
20世紀を代表する巨匠として世界的に名を馳せるミロですが、絵画ばかりでなく、彫刻作品も手掛けています。その作品は遊び心に溢れたミロらしいものばかりです。
ミロの彫刻がまとまって展示される展覧会は数少なく、本展覧会は大変貴重な機会となっております。なお、当館所蔵の彫刻作品を一挙に14点公開するのは今回が初めてです!![]()
ミロは彫刻を木や石、合成樹脂などさまざまな材料を用いて制作をしていますが、なかでも圧倒的に多く扱ったのがブロンズです。バルセロナやパリをはじめとする複数の鋳造所にて「ロストワックス鋳造」という技法を用いて制作しました。ロストワックス鋳造は古くから東西を問わず用いられた鋳造方法です。
作品の仕上げ方は鋳造所によって全く異なり、ミロは制作にあたって鋳造所ごとの個性の違いを使い分けていました。本展覧会では、ミロのブロンズ彫刻が制作された鋳造所を特定し、ブロンズにほどこされた着色の再現を試みています。ミロ作品に用いられた3つの異なる着色方法を、試行錯誤のうえ再現することが叶いました。こちらは展示室1にてご紹介しておりますので必見です!
なお、明後日7月15日の海の日はICOM京都大会を記念しまして、ご来館の皆さまにポストカードを進呈いたします!どんなポストカードかは当日のお楽しみに!
皆さまのご来館お待ちしております。
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